日清のカップヌードル、ついに200円台! 見込まれる非常食用などの駆け込み需要
先日の「うまい棒」(株式会社やおきん)の値上げに続き、カップ麺値上げのニュースが飛び込んできた。2月1日の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、金曜コメンテーターでエコノミストの会田卓司氏と、寺島尚正アナウンサーがこのニュースについて意見を交わす場面があった。
カップ麺や袋麺、約180品目が6月1日出荷分から
日清食品はカップヌードルなど即席麺の希望小売価格を6月1日の出荷分から5%〜12%値上げすることを発表した。主な原料の小麦、食用油の高騰に加え、物流費も上昇しているため。この動きに他の即席麺メーカーも追随して値上げに踏み切る可能性がある。
日清食品の値上げ対象は全体の7割にあたるカップ麺や袋麺など約180品目におよぶ。銘柄だと「チキンラーメン」「どん兵衛」「出前一丁」など主力ブランドの多くが対象となる。カップヌードルの希望小売価格は、これまでの193円から214円となる。値上げは2019年6月以来3年ぶりだ。
このニュースについて、会田氏は「日本の企業も販売数量よりも価格弾力性を重視する経営に変わってきているんだと思います。例えば10%値上げをしても10%販売数量が落ちなければ売り上げは上昇します。この反応度合いを価格弾力性と言います。値下げするよりもこの価格弾力性を重視して値上げに踏み切る企業が徐々に増えていくと思います」と分析した。
「会田さんは(カップ麺を)よく召し上がりますか?」と寺島アナが質問すると「はい」と即答。
「6月1日からの出荷分ですから、まだ少し余裕があるとは言うものの、我々消費者からすると、これも値上がりしちゃうのか、と。小麦とか食用油の高騰があるわけですから、ある意味仕方のない…」と、寺島アナ。
すると、「例えば値上げができなくて、販売物流が滞ってしまうのも問題ですので、適正に値上げすることは重要だと思います」と、会田氏は説明。「駆け込み需要なんてのもあるんですかね? 安いうちに大人買いしちゃえみたいな」という寺島アナの疑問に対しても、「あると思います。(消費期限が)持つものですからね」と答えた。
「災害対策にもなりますもんね」と、寺島アナもカップ麺の需要の高さを再確認した。
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