二木啓孝が語る石原慎太郎の思い出「セットした髪、ぐちゃぐちゃにしてた」

二木啓孝が語る石原慎太郎の思い出「セットした髪、ぐちゃぐちゃにしてた」

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東京都知事を13年半務め、タカ派政治家の代表格として知られた元衆議院議員で作家の石原慎太郎氏が東京大田区の自宅で亡くなった。2月2日放送の「くにまるジャパン極」(文化放送)では、1982年ごろから石原慎太郎氏を取材しているジャーナリストの二木啓孝氏が石原慎太郎氏との取材の思い出を語った。

野村邦丸アナ「最初に石原慎太郎氏を取材したのはいつですか?」

二木「1982年ぐらい、私が週刊ポストの記者をしていたころです。石原氏は東京都知事の時に尖閣諸島を東京都が買うという話がありましたよね。実は、1982年ぐらいに石原氏が個人で尖閣諸島を買うという動きがあったんです。当時、尖閣諸島は埼玉県の大宮に住む個人の持ち物でした。買う交渉をしたという話を聞いて、私は石原氏に”尖閣諸島買うんですか?”と聞いたら、”そうなんだ、こんなぐずぐずしてるんだからダメなんだ。俺が中国に立ち向かうためにはどうしても必要なんだ、今度、ヨットで行くから君も行くかい?”と言われました。私が”上がれないのでは?”と聞くと、”地主になるんだからいいんだよ”と言ってました」

さらに、別の取材ではこんなことも。

二木「アポイントを取って取材に行ったら、秘書の人が今、理髪店に行ってると言われました。赤坂東急の中の理髪店で、私は慎太郎氏がカットを終わるのを待ってました。最後に慎太郎氏は”よしっ”と言って、セットした髪を手ぐしでぐちゃぐちゃにするんですよ。”俺、嫌いなんだよね、ピリっとしてるのが”と言ってました」

石原氏は自民党のタカ派議員グループ「青嵐会」の中心メンバーとして活動したが、二木氏は当時の印象深い会見についても触れた。

二木「石原氏が代表になって1年ももたなくて、辞める会見に行った時、”なぜ辞めるんですか?”と聞いたら、”金がない”と言った。隣の人が”言っちゃだめだよ、それ”と言っていたのを覚えてますね。私の中で石原氏はコワモテですごい人であるんですけど、話をし始めると目をパチパチさせてお茶目な感じがありました」

なお、明日、2月2日(木)の「くにまるジャパン極」の深読みジャパンのコーナーには、ゲストに菅義偉・前首相が登場。お楽しみに。

「くにまるジャパン極」は平日朝9~13時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。二木啓孝氏は毎週水曜日にコメンテーターとして登場。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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