【中学受験生の親、必読】受験生の親に伝えたい、明日2月1日、受験本番日の心構え
2月1日。東京都、神奈川県の私立中学受験日。前日1月31日。中学受験を控えた子供の親にとって、緊張は最高潮だろう。およそ3年間の中学受験勉強の集大成になる。人気受験漫画「二月の勝者-絶対合格の教室-」(小学館)の主人公、カリスマ塾講師・黒木蔵人でも1月31日には足が震えるほどだ。では、明日2月1日を、中学受験本番を迎えた親はどのように行動するべきか?教育ジャーナリストのおおたとしまさが『おおたとしまさの「校長室訪問」』(文化放送Podcast)にて語った。
−朝、家を出掛ける際は、どんな言葉を掛ければ良いか?
明日2月1日に第一志望校を受ける子供が多いだろう。受験生も緊張しているだろうが、それ以上に親が緊張している場合も少なくない。さて、どんな言葉を掛ければ良いだろうか?受験生の子供への1番の励ましは「いつも通りでいること」だ。
「(受験勉強の)3年間を一言では言えない、格好良いことを言って送り出したいかもしれないが、実は、子供にとって1番の励ましは、いつも通り親がいてくれること。いつも通りの笑顔でいってらっしゃいが安心します」(おおた)
親がリラックスしていることが大事だ。
−受験期間中は、SNSアプリは削除する
受験期間中、その結果に一喜一憂する親にはこんなアドバイスを。
「SNSは一切見ない。なんならアプリを削除する」(おおた)。
万が一、厳しい状況が続く中で、他の受験生の合格報告投稿を見た親の動揺が子供に伝わっても何の得もない。いっそのことアプリを削除しても良い。逆に、早くに良い結果が出ても、合格報告投稿は控えよう。3年間の苦労を思えば、嬉しい気持ちを伝えたいことは充分に理解するが、受験真っ最中で何とか気持ちを保っている家庭もあるだろう。中学受験生全員を応援する気持ちでいて欲しい。
『どんな形であれ、最後に親が笑顔で子供を抱きしめてあげることが出来れば、子供にとって、中学受験は成功になります。必ず笑顔で終わると決めて終わってください。笑うという意味での「必笑」をお祈りしています』(おおた)
明日から始まる私立中学受験、みなさんが必笑となりますように。
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『なぜ中学受験するのか?』
延々とくり返されてきた中学受験の是非論に、おおたとしまさがファイナルアンサー‼ 私立中高一貫校の六年間で得られるものは何か、中学受験勉強の約三年間で得られるものは何か……。膨大な取材経験を背景に、ときに歴史を遡り、ときに海外にまで視野を広げ、さまざまなジャンルの参考文献に触れながら、中学受験をする意味とそこから得られるものの正体を、壮大なスケールで描き出す。
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