直木賞作家・五木寛之さんにとってのレジェンドは「モハメド・アリ」!印象に残った対談の中身とは? 1月28日「くにまるジャパン極」

直木賞作家・五木寛之さんにとってのレジェンドは「モハメド・アリ」!印象に残った対談の中身とは? 1月28日「くにまるジャパン極」

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実はラジオ制作のスタッフや広告業界、作詞など様々な仕事を経験し、1967年に「蒼ざめた馬を見よ」で直木賞を受賞した作家の五木寛之さんが1月28日の「くにまるジャパン極」(文化放送)に登場。数々のベストセラーを手掛け、まさに作家界のレジェンドである五木さんが思う、ご自身にとってのレジェンドは誰なのか伺いました。

野村邦丸アナ「五木寛之さんと言えば作家界のレジェンド。その五木さんにとってのレジェンドとはズバリ誰でしょう?」

五木「レジェンドとして一人挙げるならカシアス・クレイ。後のモハメド・アリですね。」

邦丸「えぇっモハメド・アリ!?実際にお会いになっている?」

五木「そう対談をやりまして。非常に面白くて印象に残っているものですから、その時の話は何度となく文章にもしています。」

邦丸「モハメド・アリと対談している日本人ってほとんどいないですよね?」

五木「(笑)インタビュー自体はたくさんあると思います。通訳を介してですが長時間おしゃべりをしました。彼は非常にリラックスしていましたね。」

邦丸「戦った人はアントニオ猪木さんがいますけど、語り合った人は本当に少ないと思います。」

五木「当時来日したとき日本のメディアは、彼のスキャンダルめいたことを取り上げて「ほらふきクレイ」みたいな感じで扱っていたんですけど、会ってみるとものすごく紳士。ジェントルで知的な人で、びっくりしましたね。彼は差別の問題を「やっぱり言葉だ」と論じていました。ブラックとホワイトっていう言葉があって、ブラックは例えばブラック企業とか ブラックリストとか、脅迫状のことをブラックメールと言ったりする。ホワイトは善なるものや美しいものを表現し、ブラックは暗い影がある。この言葉を直さない限りは、ブラック・イズ・ビューティフルと言っても無理なんだと、実例を挙げてこんこんと説明していました。それは非常に説得力のある話で、僕は本当にインテリジェンスがあるイメージの「ほらふきクレイ」とは全然違う人だと思って感心しました。」

「くにまるジャパン極」は平日朝9~13時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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