金子勝「彼の認識はインフルエンザと同じ」岸田内閣のコロナ対策・経済対策を批判〜1月21日「大竹まこと ゴールデンラジオ」

金子勝「彼の認識はインフルエンザと同じ」岸田内閣のコロナ対策・経済対策を批判〜1月21日「大竹まこと ゴールデンラジオ」

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1月21日の「大竹まこと ゴールデンラジオ」(文化放送)で、『大竹紳士交遊録』に経済学者の金子勝が登場し、日本のコロナ対策や経済対策を批判した。

コロナ対策では尾身茂。金融政策では黒田総裁について取り上げたいという金子。

尾身茂関連で取り上げたいのは、感染者が今後さらに急増した場合に、基礎疾患のない若者らは検査をしなくても症状のみで診断できるようにするとした政府への提言案をまとめた件についてだ。

「尾身さんって、無症状者は検査しなくていいとして、この状況にした張本人ですよね?また、無症状者を検査すると言っていたのが逆に戻っちゃった。普通に考えてください。検査して、薬を配布して治していくのが大事なのに、検査しない。この2年近い間なんだったのか。まん防も1都14県?彼の認識はインフルエンザと同じ。オミクロン株が。高齢者にうつしちゃうのを止めないと。アメリカは70万人も感染している。死者が1日当たり2300人。イギリスもそう。絶対数はかなり多い。日本は、死者の数を軽んじてみてる。昨日は4万5000感染が増えているのに、検査しなくていいんだみたいな発言をしている。この間のコロナ対策のダメさの元凶。老醜に近い。要するに、かかりなさいっていうこと。尾身さんが前に無症状者の検査を渋ってたのは、保健所で対処できないこと、税金で検査費用を賄ってたこと、Gotoキャンペーンによる経済対策への配慮があったと思う。今も実際に死者が出ている」

大竹も「分科会の意見は現場お医者さんの立場からの意見とは、ちょっと違うと思う」と話した。

金子も大竹に同意し、結局のところ、尾身さんは結局行政官と金子は切り捨てた。

もう一つはコロナで経済がボロボロと話す金子。日銀は最新の「経済・物価情勢の展望」(展望リポート)で、2022年度と23年度の消費者物価指数(除く生鮮食品)上昇率見通しの中央値を引き上げたが、いずれもプラス1.1%と消費者物価指数2%まで遠い。その状況下で「利上げとか現在の緩和的な金融政策を変更するというようなことは全く考えていないし、そうした議論もしていない」と黒田総裁は発言している。

この発言について金子は、

「世界中が物価上昇している状況で、国債の発行額とか利上げ出来ない理由もわかるけど、今起きている事実を述べるとイギリスはもう利上げして、また2月にも利上げする。みんな第2次オイルショックの時と同じ状況になっている。アメリカも利上げをしている。日本だけできない。何故できないかを説明しない。物価上昇率の改ざんでもするのかと。OPECの中で1バレル100ドルになるという話もある。ロシアのウクライナ侵攻が起きたらそれこそオイルショックが起きると世界中が警戒しているんだけど・・・」と、日本の経済政策を批判した。

「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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