立憲民主党、ネットメディア「CLP」資金提供問題…伊藤惇夫が背景を推測「旧社会党の臭いを感じた」~1月20日「くにまるジャパン極」

立憲民主党、ネットメディア「CLP」資金提供問題…伊藤惇夫が背景を推測「旧社会党の臭いを感じた」~1月20日「くにまるジャパン極」

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立憲民主党が一時期、ネットメディア「Choose Life Project(CLP)」に番組制作費として約1500万円の資金提供をしていたことが問題となっている。
政治アナリストの伊藤惇夫氏は1月20日放送の「くにまるジャパン極」(文化放送)で、この問題が起きた背景を推測した。

まずは、伊藤氏がこの問題の詳細を説明した。

伊藤「(インターネット上で動画配信などを行う)ネットメディア『Choose Life Project(CLP)』は、いわゆるリベラル系。政府、政権のかなり厳しいスタンスの物言いをする人たちを集めてネット上で討論する番組などを作っていた。ここの常連だった津田大介さんらがCLPに対して抗議文を出して問題に火が付いた。資金提供したのは一昨年の3月以降のしばらくの期間だったようです。実際に資金提供の責任者、お金の決済をする立場だった福山哲郎前幹事長は事実を認め、“フェイクニュースに対抗するという趣旨に共感した、番組の内容には一切関与しない”という風に説明しています」

伊藤氏はこれを非常に深刻な問題だと話す。

伊藤「例えば、テレビ局や文化放送に政党がお金を出したということになれば、大変な問題になりますよね。報道内容に影響を与えるとか与えないかの手前のところで、その資金が提供されたこと事態が大問題になってくるわけですよね」

伊藤氏はこの問題の背景をこう推測する。

伊藤「この問題の背景には、いわゆる旧社会党的なにおいを感じます。立憲民主党の事務局の幹部は旧社会党の人だったという見方がある。旧社会党の人たちは、団結力が強く、一般社会の人との付き合いがないんです。政治関係の人と労働組合の人以外、付き合いの範囲がない。世間が狭いから、身内を大事にする発想が強い。CLPを同志だと思い、”賛同してくれてるんだ、僕らの仲間だ、じゃあ助けてあげなきゃ”となったんじゃないかという気がするんです」

では、今後、立憲民主党はどうすべきか?

伊藤「立憲民主党は、泉氏の新体制になって新たなスタートを切ったわけですが、もし自民党に代わる政権政党を目指すのであれば、身内同士で付き合うのではなく、外に出ていかないといけないともう1段階大きくなるのはなかなか難しいんじゃないのかな。とにかく一般の生活者に入り込んでいく。その人たちの立場に立って政治を進めていくという発想を持たないと、なかなか大きく飛躍するのは難しいんじゃないのかな」

立憲新代表・泉健太VS伊藤惇夫特別対談「立憲民主党どう立て直す?」~12月23日「くにまるジャパン極」

「くにまるジャパン極」は平日朝9~13時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。伊藤惇夫氏はコメンテーターとして毎週木曜に登場。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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