全共闘参加者は今何してる?アンケート調査した本を二木啓孝紹介 1月19日「くにまるジャパン極」

全共闘参加者は今何してる?アンケート調査した本を二木啓孝紹介 1月19日「くにまるジャパン極」

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1968年~1969年に全国で起きた学生運動。これに関わった人たちが、今どのように生きてるのか?が書かれた「続・全共闘白書」という本が、古希を超えた人を中心に人気だという。1月19日放送の「くにまるジャパン極」(文化放送)では、この本の製作に深く関わったジャーナリストの二木啓孝氏が、興味深い箇所を取り上げ、解説した。

二木「続・全共闘白書は、当時、全共闘活動されていた活動家、闘争に関わった学生の人たち、450人を超える人に75項目のアンケートを行ったものです。例えば、運動に参加した理由は何ですか?とかなぜ離れたのですか?とか今、年金はもらってますか?とか。共通のアンケートにそれぞれの人生が出て来るところが面白い」

野村邦丸アナ「なんで活動をやめることになったのか?という質問に対しては、9割の方が内ゲバ(=内部で起きる暴力的な抗争)と答えてますね」

二木「連合赤軍の妙義山では同士を殺害する事件があった。えっ、我々が目指したのはこういうことだったのか? やっぱりこうじゃないよね、ということで離れていった人はすごく多かったんですね」

邦丸「他にもアンケートを見て気になったのが、あなたの好きな国はどこですか?という質問では1位が日本。あなたの嫌いな国はどこですか?という質問では、1位がアメリカ、2位が中国、3位が日本」

二木「面白いのが、好きなマスコミ人、言論人は誰ですかという質問。1位は白井聡さん、2位は青木理さん、3位は前川喜平さん。嫌いなマスコミ人言論人の1位は百田尚樹さん、2位は櫻井よしこさん、3位は橋下徹さん。この世代は世の中のことが知りたいし、誰がどのようなことを言ってるのか気になるところなんですね。こういう人の言ってることが好きなんだというのが見えてきますね」

邦丸「今の人生の先輩たちが歩んできた道を知る1つの手がかりになるという感じがしました」

二木「僕ら、団塊の世代がどういう風に変わっていったのか?変わらなかったのは何なのか?というのが見えて来るんですね」

ちなみに、今回取り上げた「続・全共闘白書」は情況出版から発売されています。

「くにまるジャパン極」は平日朝9~13時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。二木啓孝氏は毎週水曜日にコメンテーターとして登場。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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