尾木ママの子育て、教育相談室 1月18日「くにまるジャパン極」
コロナ禍で学校では例年通りの行事が行えず、子どもたちには心に目に見えない負担がかかっているといわれています。 1月18日「くにまるジャパン極(文化放送)」では、“尾木ママ”こと教育評論家の尾木直樹さんがリスナーの抱える子育て、教育に関する悩みに答えました。
野村邦丸アナ「最初のお悩みはこちら。公立小学校6年の息子のことで相談があります。2年前の4年生から5年生に進級する時期、コロナで学校が一斉休校になりました。その後、解除となりましたが、その頃から息子は学校に行けなくなってしまいました。5年生の夏休み明け、ようやく登校し始めたのですが、若い男性の担任教員の心無い一言で再び不登校に。6年生になっても不登校が続いたこともあり10月には転校しました。転校当初は元気に登校するようになり、修学旅行にも行くことができました。しかし11月頃から現在までまたもや登校できなくなってしまいました。現在のベテラン女性の担任教員は毎日電話をくれ『朝からじゃなくてもいいからいらっしゃい』と言ってくれますが、このまま中学生になっても不登校が続くのではないかと親としては心配です」
■この悩みに対し、尾木ママは…
尾木「コロナ禍が背景にあるような気がします。ただ、このお母さんは素晴らしいと思います。その瞬間瞬間の選択が極めて的確なんですね。希望が持てるなと思います。新しい学校の先生が『朝からじゃなくてもいいからいらっしゃい』と言ってくれるようですが、なかなか先生の立場で言える言葉ではありません。お子さんの気持ちに寄り添える学校と先生で良かったなと思います」
■前の学校の担任の心無い一言について
尾木「これ急増してるんです。コロナで子どもたちの動きが悪いでしょう。それを揶揄したり、文化祭が開けなかったりすると『今年、お前らラクだな』みたいなことを言ったり、ホントに子どもたちが傷つく言葉を言ってしまう先生が増えているんです。コロナ禍で先生たちも大変なのはわかるけど、子どもを守って育てる職業ですから、みんなで相談してほしいなと思います」
■今後について
尾木「しばらく経てば、うまく回転し始めるかもしれない。中学生になっても学校に行けなくなるというのはないような気がしますね」
尾木ママはこの他にもリスナーから寄せられたたくさんの相談に答えました。radikoのタイムフリー機能でお聴き下さい。
尾木ママは番組の「くにまるさんお客さんですよ」と「くにまるバラエティー」の両コーナーにご出演です。
「くにまるジャパン極」は平日朝9~13時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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