東大前刺傷事件から考える”孤立”…邦丸「結局1人じゃない」~1月17日「くにまるジャパン極」

東大前刺傷事件から考える”孤立”…邦丸「結局1人じゃない」~1月17日「くにまるジャパン極」

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1月15日に大学入学共通テストの試験会場だった東京大学前の歩道で、受験生の高校生ら3人が刃物で刺された事件で、私立高校2年の少年(17)が逮捕された。

1月17日放送の「くにまるジャパン極」(文化放送)で、この事件を取り上げ、野村邦丸アナとジャーナリストの大谷昭宏​氏が“孤立”をテーマに話し合った。

野村邦丸アナ「非常にショッキングな事件です。少年は医者になるため東大を目指して勉強してたけど成績が1年前から振るわず自信をなくしたと供述しているということです。小田急線、京王線、大阪のクリニック、共通してるのは”孤立”です。孤独感に苛まれていて、自分は孤独だ、孤立している、じゃあ巻き込んで。この発想って何なのでしょう」

大谷「複雑だと思うんですね。自分がしでかしたことに対して、すべての責任を取るという意識が希薄だという感じがします。この発想はとんでもなく危険な発想ですね。こういったとんでもない身勝手さというのは、社会病理的な要素があるんじゃないかという気がします」

さらにこう続ける。

大谷「根本的にどう解決していくかというと我々の社会も悩ましいところ。大阪のクリニックでいうと、医師は”君は一人ぼっちじゃないんだから”とか”今の会社がうまくいかないんだったら一緒に他の方法を考えようよ”とかそういう努力をやってきた。にも関わらずそれが裏目に出てしまう」

邦丸「私事で申し訳ないですけど、高校時代、第一志望の学校が不合格になった。40年ぶりに会った同級生から聞いた話では、私は二次募集までの間、誰とも話さなくなった。同級生は、”当時、本当にお前のことが心配で声かけたんだけど、バリアを張ってたよ”と言っていて、自分は孤立に近いような状況だった。”でも良かったよ、その後の人生のほほんと生きてるんだから”と言われて思わず涙が止まらなくなった。結局1人じゃないんだってことをどういう形で伝えれば良いか?手段はわからないけども人は必ず見ている、見守ってくれてるということは間違いないのかなと思うんですよね」

野村アナは実体験を交え、”自分は1人じゃない”ということを訴えた。

「くにまるジャパン極」は平日朝9~13時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。大谷昭宏氏は月曜日にコメンテーターとして登場。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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