「宇宙人の接待室もあった」矢追純一が語るUFO番組の裏側…当時新人の徳光和夫アナに出した指示とは? 1月14日「くにまるジャパン極」

「宇宙人の接待室もあった」矢追純一が語るUFO番組の裏側…当時新人の徳光和夫アナに出した指示とは? 1月14日「くにまるジャパン極」

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日本にUFOブームを巻き起こし、今もUFO・超常現象研究家として活動中の矢追純一さん(86歳!)が1月14日の「くにまるジャパン極」(文化放送)に登場。流行の先駆けとなった伝説の深夜番組「11PM」の舞台裏を制作者目線で語っていただきました。

野村邦丸アナ「UFOって昔は「ユーエフオー」って呼んでいたと思うんですが、略してなかったですよね?

矢追「そうですね。僕が「ユーエフオー」は言いにくいから「ユーフォー」にしようと、制作したテレビ番組の冒頭に「ユーフォーとは、ユーエフオーのことである」というテロップを入れたんですよね。その前は「ユーフォー」って言葉はなかった。」

邦丸「矢追さんは、日本テレビに入社する前にUFOや超常現象に興味がなかったんですよね?」

矢追「全然なかったですね。それで「11PM」を任されるようになった時に「何でも好きなことをやってよし」と言われて、テーマを何にしようかなと悩んだんです。その時、世の中の人は、みんな真っ直ぐ前を向いていて空を見る余裕も無さそうだと思ったんです。だから、たまには立ち止まって空でも見ろよ、というつもりで「UFOを見ましょう」「宇宙人が乗って来ているかもしれなUFO探そう」というテーマにしたんです。」

邦丸「今、日本テレビの社屋は汐留にありますけど当時は麹町にあって、そこの屋上にUFOを呼ぶという11PMの生放送を見ました。」

矢追「当時のプロデューサーが粋な方で、本番当日に「お前、今日宇宙人呼ぶんだってな。本当に来たらどうすんだ?」と言われて、そこまで考えてなかったから、「まあ来たら接待しなきゃいけないですね」と答えました。そしたら「じゃあ一番いい応接室を取ってやる」と社長室のドアに「宇宙人様御席」と張り紙をしてくれたんですよ。本当に最高なプロデューサーだったんですが、惜しいことにお亡くなりなりました。」

邦丸「その番組は大橋巨泉さんが司会で、確か屋上レポーターは徳光和夫さんだったと記憶しています。」

矢追「そう、彼がまだ入社して間もない頃に番組の担当になったんです。僕の前に来て、礼儀よく直立不動の姿勢で「矢追さん、私は何をしたら良いのでありましょうか」と聞くので、お前は屋上でカメラのそばに立ってUFOが来たら「来た」って言えばいいんだと説明しました。そしたら屋上からの中継で「赤い光が点滅しながら眼前を横切っておりますが、あれは果たして空飛ぶ円盤でありましょうか?宇宙人が乗ってるんでしょうか?」みたいなことを言って、それがウケたんですね。それがきっかけでUFO番組が定着して、ゴールデンタイムの「木曜スペシャル」でもUFO特集をやるようになりました。こういう番組が面白かったのは、製作者の僕自身が「どうなんだろう?」という興味だけで動いているので予定調和がないんですよね。だから視聴者も何が起こるか分からないまま「どうなんだろう?」と、僕と一緒にいるような感じで見てくれる。それで視聴率も良かったんだろうと思います。」

「くにまるジャパン極」は平日朝9~13時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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