歴史的快挙!トヨタ、米市場で新車販売台数トップに! ~1月6日「おはよう寺ちゃん」
アメリカにおける2021年の新車販売台数でトヨタ自動車が首位に――。1月6日の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、この話題が取り上げられ、寺島尚正アナウンサーと、木曜コメンテーターでストラテジストの嶋津洋樹氏がその背景に迫った。
部品メーカーとの協力関係が決め手に
去年のアメリカの新車販売台数でトヨタ自動車が、GM(ゼネラルモータース)を抜いて首位になった。
アメリカで海外の自動車メーカーが年間販売台数で1位になるのは史上初のこと。
報道によると、豊田章男社長は「その町で一番必要とされる自動車を目指してきた結果だ」とのコメントも伝わっている。
「(トヨタ自動車は)計画に比べて減産を強いられたのですが、部品メーカーにきめ細かく生産計画を提示するなど調達網の維持に努めてきました。販売店の相互連携も強化して、在庫不足による機会損失を抑えたかたちとなりました。原油高を追い風に、燃費が良いハイブリッド車の売れ行きも好調。GMは半導体不足で大規模な減産を強いられたのが痛手となったようです」(寺島アナ)
これについて嶋津氏は「部品メーカーとの協力関係が実ったということだと思いますし、テスラなんかは自社で半導体を作って販売を伸ばしているので、部品の調達力はすごく問われてくると思います」とコメント。
ここで、寺島アナはトヨタ自動車のアメリカ市場への参入の歴史を紹介した。
「1960年代後半から、輸出を通じてアメリカ市場に本格参入しました。80年代に日米貿易摩擦の逆風を受けて現地生産を始めました。2009年から2010年にカリフォルニア州での死亡事故に端を発したリコール問題に直面しながらも、故障しにくい品質の高さが評価されてシェア(市場占有率)を上げてきました」(寺島アナ)
「おはよう寺ちゃん」は平日朝5~9時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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