1月5日 安らかに眠れ、メルヴィン・パーカー

1月5日 安らかに眠れ、メルヴィン・パーカー

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水曜日はスペシャルな選曲で洋楽を極める「洋楽ジャパンⅩ」! 洋楽ファンの皆様、一週間のご無沙汰でした。 今週も懐かしいポップス談義に花を咲かせます! 2022年最初のお客様は、サンコンjr.さんです!

サンコンさん、今年最初のネタは、12月に77歳の生涯を閉じたドラマー、メルヴィン・パーカーの追悼。メイシオ・パーカーの弟として、兄とともに1960年代半ばのジェームズ・ブラウンを支えた名手です。「彼の言葉だったと思うんですけど『ファンクとは、何を叩くかではなく、何を叩かないか、なのだ』っていうのがあって」(サンコンさん)非常に含蓄のある名言です!

★メルヴィン・パーカー(1944-2021) 兄のメイシオ(サックス)と共に60年代のJBを支えた主要メンバー。「アウト・オブ・サイト」「パパのニュー・バッグ」「アイ・ガット・ユー(アイ・フィール・グッド)」でプレイ。JBは後に「私がプレイした中で最も偉大なドラマー」とコメントしている。「あんな風には誰も叩けない。彼はまるでメトロノームだ」。1960年代半ばに兵役(ヴェトナムに行ったとのこと)のためバンドを離れ、クライブ・スタブルフィールドとジャボ・スタークスにその座を譲ったのち1969~70年に復帰、メイシオの組んだ「メイシオ&オール・ザ・キングズ・メン」に参加後75年から77年にかけ再びJBのバンドに復帰。その後メリーランドに落ち着き、教師・カウンセラーとして働きつつ、メイシオのバンドでツアーに出たりもした。12月3日、77歳で没。

*プレイリスト*

★アウト・オブ・サイト/ジェームス・ブラウン(1964) 「音楽的にもプロフェッショナルとしても新たな始まりとなった曲」(JB)。「バンドも私もありとあらゆる種類のリズムを一度に打ち立てようとしている。リズム・パターンのためにすべての力を傾けようとした」7月にシングルが発売、9月には同じタイトルのアルバムも発売された。ブルース・スプリングスティーンはこの曲について「混じりけなしの興奮、電撃、椅子から立ち上がらせ腰を動かさせ、汗が飛び散り、ゴスペル感覚満点のロックンロール、リズム&ブルース。極限まで張り詰めた輪ゴムみたいなものだ」

★イッツ・ア・ニュー・デイ/ジェームス・ブラウン 1970年のアルバム「イッツ・ア・ニュー・デイ・ソー・レット・ア・マン・カム・イン」冒頭収録。「これ、そのまんま、『セックス・マシーン』ですね」(邦丸さん)

★タタカエブリバディ ウルフルズver. 2022年1月5日、本日より配信がスタートしたウルフルズの新曲。去年、コロナの中、ネットでやり取りしながら作られた曲を、改めてウルフルズ名義でレコーディング。「この曲も、当時のJBサウンドに近いものがあるかもしれません」(サンコンさん)

*ウルフルズ ライヴのお知らせ*

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