5年目の飛躍!マリーンズ・佐々木千隼投手の覚醒の瞬間
12月20日放送『岩本勉のまいどスポーツ』に
千葉ロッテマリーンズの佐々木千隼投手が生出演。
今シーズンは「8回の男」として“勝利の方程式”の一角を担った
佐々木千隼投手の飛躍の背景に迫りました。
2021年 最も印象に残る登板
佐々木千隼投手が今季最も印象に残った試合は
10月27日の楽天戦(楽天生命パーク)。
同点の8回に登板すると1アウト1、2塁から
代打・小深田大翔選手に決勝タイムリーを浴び
今シーズン唯一の黒星を喫しました。
同時に、残り3試合で優勝マジック「3」としていた
チームの2位が確定。
「失点した悔しさを一番印象に残ってるということは、
・・・もう練習開始してるでしょ?
来月も、キャンプ中も、オープン戦も
それ(悔しさ)を晴らすための
野心的なものばかりで戦えてると思う。
『もう一回あの場面来い』と思わない?」(岩本)
「そうですね。やり返したいです」(佐々木)
今シーズンのベストピッチ
佐々木千隼投手が
今シーズンの“ベストピッチ”に挙げたのは
6月13日の交流戦・巨人戦(ZOZOマリンスタジアム)。
前のカード(ヤクルト戦=Mの2勝1敗)では
勝ちゲームの2試合で「7回」に登板していた
佐々木千隼投手が1点リードの「8回」に登板。
2アウト3塁のピンチを背負うものの
代打・若林晃弘選手を
見逃し三振に打ち取り無失点で切り抜けます。
「一番感情が出たというか。
その時は自然と(感情)出てしまいました」(佐々木)
「そっから人が変わって
井口監督も『リリーフでいこう』と
腹をくくったと思うよ」(岩本)
ガンちゃんもこの場面をよく覚えており
当時『あ、殻破ったな』と思ったそうです。
先発?中継ぎ? いつかは抑えに
「フル回転のリリーフをやってみて
今後、ブルペン発進と先発、
どっちをやってみたい?」(岩本)
「やっぱり生きてく道を
見つけられたのかなと思うんで
『中継ぎ』がやりたいですね」(佐々木)
「いま僕『ブルペン発進』という言葉を出したでしょ。
でも今『中継ぎ』って言ったんですよ。
“抑え”には興味はありませんか?この先やで。
今、益田君、メッチャ頑張ってるやん。
あんなハートの強い、体の強いピッチャー、そういないからね。
目の前に生きたサンプルがいて
どう感じてるんだろうか?」
「すごい勉強になりますし、
全試合ちゃんと益田さんにつなぎたい、というのを
(10月27日)楽天に負けた時、思ったんで。
つなげられなかったんで、そこは」(佐々木)
「その益田さんを見て
『俺もあのポジションで頑張れるピッチャーになろう』
みたいなのはどうですか?」(岩本)
「なりたいですね」(佐々木)
「いずれは“抑え”も」(山田)
「あると思うよ」(岩本)
現在、クローザーとして活躍している
5歳年上の益田直也投手から
いずれ“抑え”の大役を継承する時がくるかもしれません。
その時は、場内アナウンス担当・谷保恵美さんの
選手コールも今以上に“伸びる”ことでしょう。
「『ささきー』でわからんように息吸って
『ちはやーーーーーーー↓↓↑↑・・・』って
甲子園(高校野球)の
プレーボールみたいになってまうで」(岩本)
「(試合開始前の)サイレンみたいですね」(山田)
「そういうコールも聴きたいやろ?」(岩本)
「聴きたいですね」(佐々木)
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Profile
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1994年、東京都日野市出身、27歳。(放送日時点) 都立日野高校から桜美林大学に進み、2016年のドラフト1位再指名で5球団競合の末、ロッテに入団。 プロ2年目の2018年に右ひじを手術。4年目の昨シーズンも右肩、右ひじのケガに苦しむものの、5年目の今シーズンはリリーフで「8回の男」として優勝を争うチームを支える。 ★2021年の成績★ 54試合登板(チーム2位) 8勝1敗26ホールド1セーブ。防御率1.26。