還暦をすぎてのプチ決断。思い切ってがん保険を辞めてみました『大垣尚司・残間里江子の大人ファンクラブ』

還暦をすぎてのプチ決断。思い切ってがん保険を辞めてみました『大垣尚司・残間里江子の大人ファンクラブ』

Share

金融・住宅のプロフェッショナル大垣尚司(青山学院大学法科大学院教授)さんと、団塊世代プロデューサー残間里江子さんが、楽しいセカンドライフを送るためのご提案をお届けする番組『大垣尚司・残間里江子の大人ファンクラブ』。

この記事では、「大人ファンクラブってどんな番組?」という方のために、コーナー「大人ライフ・アカデミー」をもとに作成された大垣さんのレポートをお届け。ラジオとあわせてもっと楽しい、読んで得する「家とお金」の豆知識です。

2020年9月12日の放送は、大垣さんががん保険の断捨離をしたお話。終身保険と定期保険の違い、お得な保険とそうでない保険など、大人世代が気になる保険の話をたっぷり語ります。

定期のがん保険、思い切って辞めてみました

きょうは、最近私が、「保険の断捨離」をしてみて思ったことについてお話ししてみたいと思います。

断捨離したのは定期のがん保険。終身保険は今まで通り継続して契約をしています。

私は以前、生命保険会社の専務執行役員をしていたんですね。なので、医療保険サービスの仕組みや裏側は結構理解しているつもりです。

そういう自分の知識も使いつつ、慎重に行った断捨離なので、リスナーの皆さんに手放しでおすすめはできないのですが(笑)、保険を見直すきっかけにしてもらえればと思っています。

若い頃の医療保険と、60歳を超えてからの医療保険、違いはある?

そもそも、なぜ断捨離をしたかというと、最近しょっちゅう「あなたの保険は古いから新しいのに変えなさい」というDMが届くようになってうっとおしかったから(笑)。

先日還暦を迎えたのですが、60歳までの定期保険が結構あったりしたんですよね。

実はこの60歳を超えている、というのは結構、保険を考える上で重要なポイントだな、と思って。

というのも、60歳を超えると、若い頃と違って、誰でも病気をするのが普通になってくるじゃないですか。ほとんど全員が病院にいくような状況になってくると、保険会社は成り立ちません。維持するためには、掛け金を上げ、保証する金額は少なくしなくてはいけませんよね。

そうすると、消費者の感覚としては、毎月同じだけの金額を貯金するのでも同じ金額がセーブできる、というような状況になってくるわけです。

定期の保険は更新のたびに条件が変わってしまうので、60歳を超えた今回更新するよりは、その分を貯金に回したほうがいいのかな、と思ったんです。

結局、医療保険になぜ入るのかというと、「医療が必要になったときに医療費が支払えないかもしれない」という不安があるからですよね。ならば、その不安を払拭できるなら、保険でも、貯金でも、どちらでも問題ない、ということになります。

大人世代が持っている終身型の保険はすごくお得! やめずに継続を

ここまでお話ししてきたのは、定期の医療保険の話。終身保険については継続しつづけようと思っています。

私たち大人世代が終身保険を始めた時代というのは、ものすごく金利が高かった時代なんですね。おそらく4パーセントぐらいの利回りで運用されているんじゃないかな。この条件のまま、今でも運用が行われているんです。

投資でも、今、その利回りで安定して運用できるものを探すのはなかなか難しいです。一度やめてしまったら、昔よりは悪くなった条件で契約し直さなければならないので、これをやめるのは少しもったいないのかなと。

それから、こういう終身型の保険で、自分が死んだとき、相続人に対して支払われるお金は、500万円までは非課税なんです。

そういうわけで、大人世代の持っている終身保険は、すごくお得なんですよね。

介護の保険は、これから狙い目かも?

で、断捨離はしたのですが、すでに次に加入する保険も検討していまして(笑)。

今、すごく気になっているのは、介護の保険です。

中でも、医療保険のついていない、要介護になったらお金が支払われる、といったようなシンプルな保険では、かなり利率の高いお得な商品が結構あるんですよね。面白そうだなと思って、加入を検討しているところです。

…でもやっぱり、この年になってくると、そもそも心身ともに健康的な生活を心がけて病気にならないようにする、ということが、実は一番重要だな、と思います。

保険って結局、病気になってからのことじゃないですか。そうじゃなくてそもそも病気にならなければ、結局それが一番安くつくんですよね。まあ、それが一番難しいことではあるのですが…。

そんなわけで、きょうは、がん保険を断捨離したお話でした。


大垣さんが理事を務める「移住・住みかえ支援機構(JTI)」では、国が保証している安心・安全の賃貸制度「マイホーム借上げ制度」を運用しています。マイホーム
をJTIが借り上げ、空室時も賃料をお支払い。第二の年金として家を活用できます。

コロナ後の新しい暮らしに、ぜひマイホーム借上げ制度のご利用をご検討くださ
い。

マイホーム借上げ制度についての詳しい情報は、移住・住みかえ支援機構のサイトをご覧ください。

Share

関連記事

この記事の番組情報


大垣尚司・残間里江子の大人ファンクラブ

大垣尚司・残間里江子の大人ファンクラブ

土 6:25~6:50

楽しいセカンドライフを送るためのご提案などがたっぷり! 金融・住宅のプロフェッショナル大垣尚司と、フリープロデューサー残間里江子が 大人の目線でお届けします。…

NOW ON AIR
ページTOPへ