「いい意味で悩むくらいのチーム状態」順天堂大学・長門俊介監督。三浦龍司選手については・・・
「いい意味で悩むくらいのチーム状態」そう話すのは順天堂大学を指揮して6年目の長門俊介監督。
今シーズンの出雲駅伝は10位。しかし全日本大学駅伝では優勝争いに絡み3位という結果を見せた。
この結果から、箱根の優勝候補の一角に入っている。
選手たちは総合優勝を目標に掲げている。
それに対し長門監督の目標は3位以内。
ここまで厳しいトレーニングを乗り越えた選手たち。
長門監督は勝負強さにこだわってきた。
その結果、ここまでの大会で長門監督が求めてきた勝負強さが体現されてきた。
「今まで見てきたチームの中で総合優勝という言葉を発しても後押しできるようなチームになっている。」長門監督は言う。
さらに長門監督の言葉の中に、山への自信を感じた。
「駒澤、青山学院には総合力で劣るが、箱根の特殊区間を考えると戦えるチームになってきた。」
前回5区を走った4年生の津田選手、全日本8区区間2位の四釜選手、激坂最速王決定戦で8位に入った1年生神谷選手。
四釜選手が有力だ。しかし、四釜選手が平地に回る可能性もゼロではない。平地に回ると怖い存在になることは間違いないだろう。
5区にどの選手が走るか注目である。
そして、順天堂大学には今年夏の東京五輪陸上男子3000メートル障害で日本勢初の入賞を果たした三浦龍司選手がいる。
前回大会は1年生で1区を走り、区間10位の走り。最後の追い込みでケガをしてしまった。
今回は順調、距離の対策もできている。気持ち、コンディショニングも準備ができていると話す。
さらに三浦選手は1区を走りたいと1区でのリベンジを口にした。
長門監督は三浦選手について「流れを作る駅伝ではなくて、チャンスを作る駅伝の走りをしてくれれば、うちにも勝機が出てくると思う。」
オリンピアンの三浦龍司選手がキープレーヤーになることは間違いない。
さらに、野村優作選手、伊豫田達弥選手といった3年生の能力は高く、個性派ぞろいだ。
28分台は13人、優勝候補の順天堂大学がどんな走りを見せるのか注目である。
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