立憲新代表・泉健太VS伊藤惇夫特別対談「立憲民主党どう立て直す?」~12月23日「くにまるジャパン極」

立憲新代表・泉健太VS伊藤惇夫特別対談「立憲民主党どう立て直す?」~12月23日「くにまるジャパン極」

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12月23日放送の「くにまるジャパン極」(文化放送)に立憲民主党の泉健太代表が出演。立憲民主党をどう立て直すか?政治アナリストの伊藤惇夫氏や野村邦丸アナが泉氏に聞いた。

伊藤「立憲民主党は、最近の世論調査を見ても支持率がなかなか上がっていない。そうした状況の中で泉さんが代表として率いていくわけですけど、どうやって立憲民主党を立て直していくのか?伺いたいと思います。まず、代表として初めて臨んだ臨時国会、自己評価と反省点はどんなところですか?」

「立憲民主党は素晴らしいところがたくさんある政党だと思うんです。政策でも厚みがありますし、生活者の立場に立ったものもたくさんある。だけれども、自民党へのファイティングポーズばかりが伝わってしまって自社製品が売り切れなかったという気がします。他社製品を攻撃するというところが目立ってしまったことが国民の皆様からの評価をいただけなかったところじゃないかと思っています。ですから、イメージ転換で私は代表質問で17の政策提案をしました。もちろん全部が採用されることはないのですが、クーポン券から現金一括への転換を促すことができたと思いますし、赤木ファイルの問題だとか国交省のデータの書き換え、そういうものを我々は批判してきました。こちらの部分は会期が短いこともあって批判しきれなかったところは多少あるかなと思います」

伊藤「総選挙の前は政権選択選挙と言いながら世論調査のデータを見ると、政権交代を望んでる人はほとんどいない。むしろ与野党伯仲を望んでいた。野党第一党の立憲民主党に対して、国民の皆さんが何を望んでいるかというと、政権与党の権力をチェックすること。暴走することがあればブレーキをかける。権力を行使する過程で、問題点や疑問点を掘り起こして厳しく追及していくのが、今の立憲民主党に求められていることの1つだと思います。提案と疑問点、問題点の指摘のバランスをどう考えてますか?」

「これまでの戦いで言うと、相当批判もしてきたと思います。モリカケ、桜、文書交通費だとかいっぱいある状態の中で立憲民主党はかなり追及してきた。しかし、やっぱり疑惑が多すぎると立憲民主党の政策自体を訴える言葉がある意味奪われてしまって、私もバランスが大事かと思います。また、小川淳也さんがおっしゃてましたけど、相手を指摘、攻撃、追及する時は国民が惚れ惚れする追及をすべきだと。ですから一刺し、一刺しをグサッと刺さるような追及というかですね、もしくはメリハリを付けていくことが大事じゃないかと思います」

伊藤「決算委員会という本来であれば重要な場があります。そこに向けて疑問点、問題点の洗い出しをするとかね。政策面の追及も、(立憲民主党の)大きな柱になると思います」

「自民党が聞く力と言いながら、できていないところ、こういうところは明確に攻めていきます」

ここで野村邦丸アナが泉代表に訴える。

野村邦丸アナ「選挙の時には百花繚乱のごとく良い事ばかり言うんじゃなくて、我々にとって耳が痛いことでもこれをやらないと先々ないんですよということを正直に言って欲しいんですけど、どうですか?」

「そうですね。いろんな政策を行うには、予算も必要ですし、財源はどうするんだという話は当然出て来る。あるいは、環境問題に取り組もうと思ったら、やはり皆さん、消費のスタイルを変えてもらわないといけない。そういう必ず何か裏返しの部分があると思うのでそういうところから逃げずに私たちも言っていきたいです」

最後に、伊藤氏が参議院選についての質問を泉代表に投げかける。

伊藤「参議院選挙どうするんですか?それと共産党との関係どうするんですか?」

「やはりまず、立憲民主党を立て直さないといけないということ。基本的には自分たちの政党で自前で選挙ができるようにならないとダメ。立憲民主党がちゃんと自立する心を持つことが第一。そして最終決戦が近づいてきた時に、大きな大義の中で政権交代に迫れるという中で、じゃあどういう協力関係を結ぶのか?何らかのやりとりが出て来るかもしれませんが、今は立憲民主党が弱すぎる。立憲民主党を立て直す、これが最優先ですね」

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「くにまるジャパン極」は平日朝9~13時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。伊藤惇夫氏はコメンテーターとして毎週木曜に登場。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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