早見優が受け継ぐ、親友・本田美奈子が遺した思い~12月22日「くにまるジャパン極」
2021年11月6日に「Dear Earth」を配信リリースした早見優さんが12月22日の「くにまるジャパン極(文化放送)」に約5年ぶりに登場。アイドル時代からの仲間である本田美奈子さんとの思い出や、本田美奈子さんが遺した散文を楽曲化することになったわけとは?
2005年に急性骨髄性白血病で亡くなった本田美奈子さんが遺した散文を基に、シンガーソングライターの半﨑美子さんが「地球へ」という曲を作りました。
さらに早見優さんが「地球へ」の英語詞バージョン「Dear Earth」を歌い、本田美奈子さんの命日である11月6日に同時配信リリースした。
早見優「もともと美奈子ちゃんとはアイドル仲間で、1997年に『レ・ミゼラブル』という舞台をきっかけに仲良くさせてもらってたんです」
本田美奈子さんは生前から、難病と闘っている患者さんを応援する『LIVE FOR LIFE』というチャリティーワークを行っていて…
早見「美奈子ちゃんが亡くなってからも私は毎年司会をさせていただいて。生前、美奈子ちゃんが看護師さんたちのためにアカペラで録音した『アメイジング・グレイス』という歌があって、それをコンサートの終わりにアーティストの皆さんと歌うんです。それにプラスアルファで“美奈子ちゃんに近いものを作れるといいね”と3年前から話をしていて、ご縁があって半﨑美子さんが作詞作曲を手掛けてくださったんです」
半﨑美子さんの「地球へ」に加え、英語バージョンの「Dear Earth」が作られたが、「Dear Earth」は誰が歌うか決まっていなかったそう…
早見「“英語バージョンがあるとおもしろいかも”ってことで、私が仮歌を歌いに行ったら、ディレクターの方が“優ちゃんの声で行こうよ”って言ってくださったんです。だけど、半崎さんの歌声って音域が広いので“わたし一人じゃ…”なんて話をしていたら、色んな方に入ってもらって、“みんなで一緒に歌える歌を作っていこう”ということで『Dear Earth』が誕生したんです。“大切な地球を次世代に残したい”という気持ちを込めて、アメリカに留学している娘ふたりもリモートでレコーディングに参加してくれました」
野村邦丸アナ「本田美奈子さんと早見優さんのアイドル時代、ものすごく仲良かったって話ですよね?」
早見「アイドルの頃は美奈子ちゃんの方がデビューが後で、昭和のルールじゃないですけど、一年でも先輩だと“優さん”“美奈ちゃん”って感じで上下関係がしっかりしていたんですが、『レ・ミゼラブル』ですかねきっかけは。3年間ご一緒して楽屋が隣同士で、そこで“優ちゃん”“美奈ちゃん”の関係になったんです」
そんな本田美奈子さんは、ミュージカルを始めてからは、歌い方にもこだわっていたようで…
早見「美奈ちゃんって、細くてかわいいのに深い歌声で、後々記事を読むと“好きな歌手が和田アキ子さん”とか、ソウルフルな歌い手の方が好きだったんですね。ミュージカルの仕事をし始めて歌のレッスンをして、歌い方を変えたみたいですね」
邦丸「過酷なトレーニングをやってたんですかね?」
早見「美奈子ちゃんのトレーニング姿を私は見ていないんですけど、舞台で一緒になったとき、みんなで舞台前にウォームアップとか発声練習とかするんですけど、美奈子ちゃんは来ないんですよね。でも舞台は完璧だから、“美奈ちゃん、いつ練習してるの?”って訊いたら“えへへ、密かに練習してる”とか言う感じで。あんまり努力してるところを見せないんだけど、努力しないとあそこまではならないので、すごい人だなって思います」
「くにまるジャパン極」は平日朝9~13時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
※タイムフリーは1週間限定コンテンツです。
※他エリアの放送を聴くにはプレミアム会員になる必要があります。