広がる半導体不足 プレイステーション5も品薄に ~12月22日「おはよう寺ちゃん」
12月22日放送の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、番組パーソナリティーの寺島尚正アナウンサーと水曜コメンテーターの経済アナリスト森永康平氏が半導体不足によるプレイステーション5の品薄状態について語り合う場面があった。
森永氏「経済は色々繋がっている」
クリスマスプレゼントとしてゲーム関連の商品は人気が高いが、品薄で手に入らないのがソニーのプレイステーション(PS)5。デジタル化が急速に進んでいることで半導体が様々な製品に使われ、不足しているのが原因の一つだという。(PS5の)世界販売台数は今年7月に1000万台を超え、2013年発売のプレイステーション4よりも早いペースで売れている。家電量販店では抽選販売にしているところも目立つという。
これについて森永氏は「私はもうこのような据え置き型のゲームはやらなくなって久しいんですけど、ゲームセンターとかでもプレイステーション5が景品で1個置いてあるとそれにすごく課金する人が増えているという話をたまたま聞きました」とPS5の希少さを実感。
また、「(任天堂の)ニンテンドースイッチも思うように生産ができていないということで、半導体不足が大きく影響しているんですね」と寺島アナは半導体不足について話を展開。
すると森永氏は「ゲーム機械もそうですが、例えばアメリカの物価とかを見ていると、今は落ちてきましたが、中古車の価格が一時期めちゃくちゃ上がっていました。なんでと思っていましたが、車にも半導体は使われているので半導体がないと新車が出せず、その結果中古車に需要が出て価格が上がったということが今年あったんですね。今、半導体というのは本当に色んなものに使われているので、だからこそ国内回帰というか。全て台湾依存ということになってしまうと、それこそ中国や台湾に何かあった時に半導体の供給がストップとなると自動車からゲーム機、パソコン全てアウトですから。経済って色々繋がっているよねということを確認する一年になりましたね」と、半導体不足から経済の繋がりを読み取った。
「おはよう寺ちゃん」は平日朝5~9時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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