武田砂鉄「前よりましだから高支持率な岸田総理。政治家が話を聞くのは当たり前。」―12月21日大竹まことゴールデンラジオ
12月21日大竹まことゴールデンラジオにフリーライターの武田砂鉄氏が出演し、最新の朝日新聞の世論調査の結果をもとに、今日閉会した臨時国会での岸田総理の発言を分析し、批判した。
武田氏は朝日新聞の世論調査で岸田総理の支持率が49%と、前回より4%アップしていることを挙げ、「突出して何かが評価されているわけではないので、前任と前々任が話を聞いてくれなかったから、前よりましだということだろう」と指摘。さらに世論調査にあった「聞く力を発揮していると思いますか」という質問事項については「質問自体が謎めいている。政治家が話を聞くのは当たり前のことなんで。」とバッサリ切り捨てた。
また、「今投票するとしたらどの党か」という質問で、立憲民主党が維新の会にポイントが抜かれる結果となったことについては、「立憲民主党が批判だけでなく提案型の野党に生まれ変わる、としたのが響いていない。」と指摘、パーソナリティの大竹まことが「野党に矛先が向いちゃうのは違うだろうと思うんだよね」と納得いかない様子で述べると、「そうなると政権運営側の思う壺ですよね。」と同意した武田氏だった。
さらに、先週明らかになった国土交通省の建設工事受注動態統計の書き換えについて岸田総理が「再発防止に取り組む」と述べたことについては武田氏は「前進させるように見せてそのままにする常套手段」と厳しく批判し、「発展途上国ってこういうことやるよねって言われてきたことと同じ、もしくはそれ以上のことが平然と行われている」と呆れた様子。「岸田総理の聞く力ではもう得点を重ねられないのではないか。実行力の方はどうなのか?聞き取ることは誰でもできるんで、具体的な行動に移せるかどうかが大事。」と岸田総理の変わらぬ姿勢を糾弾していた。
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