大阪・北新地ビル火災…大谷昭宏「我々の社会自体が病んでることに気づくべき」~12月20日「くにまるジャパン極」

大阪・北新地ビル火災…大谷昭宏「我々の社会自体が病んでることに気づくべき」~12月20日「くにまるジャパン極」

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大阪市の繁華街・北新地にあるビルの4階のクリニックから出火し、24人が死亡した火災で、火元近くから焼けたライターがみつかったことがわかった。殺人と放火の疑いが持たれている職業不詳、谷本盛雄容疑者(61)が自ら持ち込んだ液体にライターで火を付けた可能性があるという。

このニュースを受けて、12月20日放送の「くにまるジャパン極」(文化放送)で、野村邦丸アナとジャーナリストの大谷昭宏​氏がやり切れない思いを語った。

野村邦丸アナ「まず最初にこのニュースが飛び込んできた時には、27人の方が心肺停止と聞いて、えーっと思った。このニュースに触れた方もなんとも気分が重く沈んだことかと思います」

大谷「亡くなられた方の中には若い方が大勢いらっしゃる。そういうクリニックで起きた事件なだけにいっそう辛いところがあります。特にこのクリニックは仕事が終わった後もどうぞ来てくださいと午後10時まで開けていた。クリニックで助けられたという方もいっぱいいらっしゃるわけです。何の逆恨みがあってやったのかわかりませんけど、一層やり切れない気がします」

邦丸「今回、クリニックに通われている患者の方々がインタビューにちゃんと答えてらっしゃる。恐らくクリニックの院長をはじめ、スタッフの皆さんに本当に感謝してて、悔しいという気持ちがあるからインタビューに答えてると思うんです。谷本容疑者はこのクリニックの患者でしょ。なんともやり切れない」

大谷「何か防げなかったのか?非常階段がどうだったのか?一酸化炭素中毒だとどうなるのか?とか、もちろん物理的なことも必要かもしれません。しかし根本的なことは私たちの社会自体が病んできているということに早く気付かないといけない。1人1人じゃなくて社会全体が病んでいるのではないのかな。コロナのことも含めてですね、それを受け止めていかないと。物理的な部分で防げるかというと防げない気がするんですね」

さらに大谷氏はこう続ける。

大谷「会社などで(病院に行くことが)平気で口にできる社会にしていかなきゃいけないんですね。社会の目線に対する優しさがもう少し優しくならないといけない。そういうところもこの事件から受け止めていかないといけないのではないでしょうか」

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「くにまるジャパン極」は平日朝9~13時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。大谷昭宏氏は月曜日にコメンテーターとして登場。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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