宗次郎がオカリナ演奏をバックに朗読をお届けします!『宗次郎 オカリーナの森から』
文化放送で毎週土曜午後17時15分から放送中の『宗次郎 オカリーナの森から』。
パーソナリティはオカリナ奏者の宗次郎さんです。
宗次郎さんがファンクラブの会報誌に掲載したエッセイを朗読します!
西川 今週は、宗次郎さんの朗読をお届けします。今週はどんな朗読を聞かせて頂けますか。
宗次郎 今週はですね、ファンクラブ会報誌「OCARINA WIND FAMILY」2018年1月号に載せたエッセイの一部を読ませて頂きます。
西川 それではよろしくお願いします。
M ① 小さな国の笑顔の子どもたち / 昔むかしの物語を聴かせてよ
【朗読】
「誇りを持って暮らしたい。美しい出会い。12月のある日、通常のコンサートとは違う特別な場所で演奏させて頂きました。根尾のコンサート、そして美濃の土を使っているっていうこともあって、岐阜県とのご縁は深いものがあります。根尾のコンサートのプロデューサーからのご依頼で、岐阜県の特別支援学校での演奏でした。こちらは重度の障害児、障害者の方々で、普段はコンサートに出かけることも困難な人達です。子供たちとご両親、ご家族のみなさんの前で演奏しました。ファンクラブのイベントのときのように生音でみんなの近くまで行って演奏すると、子供たちがとても気持ちよさそうに喜んでくれているように見えました。そばでいつも支えている担当の職員さんもずっと笑顔で聞いてくれて、幸せな気持ちが会場いっぱいに溢れている感じでした。前日のリハーサルでは、オカリナの高音が素晴らしいけれど子供たちにはきつすぎて嫌がる子もいるかもしれません、そのときはごめんなさい。というようなお話もありましたが、本番当日はそんな心配を他所に、みんな本当に幸せな時間を過ごしていると感じました。オカリナの音色って、やっぱりすごいなと思いました。僕のオカリナの音色が美しいと思えれば、その人はとてつもなく美しい心の持ち主です。美しい出会いは、きっと神様が返してくれているような気がするのです。純粋な子供たちにも、神様が届けてくれたのではないかと思っています」
西川 アルバム「昔むかしの物語を聴かせてよ」から、「小さな国の笑顔の子どもたち」をバックに、宗次郎さんの「誇りを持って暮らしたい、美しい出会い」というエッセイを読んで頂きました。
宗次郎 このエッセイはですね、2017年12月に行いました岐阜県本巣市の施設で行ったコンサートについてのエッセイの一部です。いかがでしたでしょうか。
西川 このときのコンサートの特別支援学校のみなさんは、どんな表情でコンサートを聴いてらっしゃったんですか。
宗次郎 もう本当にね、ニコニコ。常に笑顔で、曲の「小さな国の笑顔の子どもたち」が浮かんできちゃったんです。なんかね、すごく初めて聴く音に喜んじゃってる感じ、あー!って。高音はきついって、お子さんが嫌がる方も多いって、そういう心配もしてたんですけど、全然そんなことなくて。みんな本当にね、うわーやったーみたいな感じで。気持ちーって感じで聴いててくれたんですよね。職員の方も、一人一人にみなさんマンツーマンでついてくださってますから。隣の職員の方も、同じようにすごい綺麗な音ねーという顔で。ちょっと広い部屋でやってたんですけど、みんながそんな気持ちになってくれてた気がして。ここには神様がいるなと思ったような、そんな感じだったので、文章にさせて頂きました。
西川 確かにオカリナの音色を初めて聴いた方もいらっしゃったでしょうね。
宗次郎 ほとんど初めてでしたね。今までコンサートにも行けなかった人達なんですね。車椅子の方だったり、重度の方もいらっしゃるので。外出ができないので、宗次郎さん来てもらえないだろうかって言われたものですから。それでみなさんがいるところに僕がお邪魔したっていう形です。まさに「小さな国の笑顔の子どもたち」。うん、もうこの曲がぴったりだと思いました。
西川 続きましてリクエストに応えて「かあさんの歌」をお送りします。
M ② かあさんの歌 / 日本のうた こころうた2
西川 それではここで宗次郎さんからコンサートのお知らせです。
宗次郎 来る12月22日、熊本県あらわ市の荒尾総合文化センターで、久々のコンサートをやらせて頂きます。いつものメンバープラス、今回は若手演奏家を迎えて一夜限りのスペシャルコンサートを開催致します。
西川 12月22日水曜日、荒尾総合文化センター大ホールにて、宗次郎さんのコンサートが行われます。お問い合わせは風音工房までお願いします。
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