八嶋智人「嫌なこともあったけど、いい繋がりもできた」舞台を生で見ることと配信で見ること~12月15日「大竹まこと ゴールデンラジオ」
12月15日の「大竹まこと ゴールデンラジオ」(文化放送)に、1/7〜1/31まで、青山スパイラルホールにて上演される舞台「ミネオラ・ツインズ」に出演する小泉今日子、八嶋智人がゲスト出演し、舞台「ミネオラ・ツインズ」についてやコロナ禍の舞台について話した。
ニューヨークの郊外、ミネオラで1950年代から1989年までの女性がどう生きたかを描く本舞台。サブタイトルが「~六場、四つの夢、(最低)六つのウィッグからなるコメディ~」となっており、普通は1場か2場だが、6場で展開していくのは多くて大変そうだと語る大竹。それ以外にも、小泉曰く真ん中に部隊を置いて両側からお客さんが見るために逃げ場がなく、なんと転換も役者が行うという。
それを聞いた大竹は、「舞台転換のきっかけとセリフのきっかけと自分の出番のきっかけとものすごいきっかけが多くなるんだよね」とその難しさを説明した。
大竹はコントで同じような経験をしたことがあると言い、「そうなるときっかけが200くらい出てくるんだよね。きっかけだけで」と話した。
八嶋は自身の劇団が昨年30周年で大きい企画を立ち上げようとしたがコロナで立ち消えになったそうだ。それでも、昨年今年と舞台公演を行ったという八嶋。その苦労について聞かれると、
「色々制約はあるけど、多くの人がストップしているから逆に公演をすることでスタッフさんもモチベーションが高かった気がする。僕らは逆に公演ができたけど、劇場が空いてしまったり、公演ができなかった人もいっぱいいた」
小泉は自身で演劇のプロデュースも行っており、コロナ禍の舞台について持論を展開した。
「私も昨年劇場を既に抑えていたが、普通のプロデュース公演はできないなと思った。早めに諦めて毎日日替わりで演劇フェスをしようじゃないかと。劇場も仕事になってないし、スタッフも仕事が奪われてるし、表現者も場所を奪われている。乗ってくる人はいる筈だと、色々な人に声をかけて3週間毎日日替わりでやった。私の会社は3人だけでやっているので、3週間終わったらどっと疲れてしまいました」
八嶋はコロナによって舞台業界にポジティブな変化もあったという。
「コロナは嫌なこともあったけど、舞台を配信することも一つのチャレンジだっただろうし、やっていくとお客様ももっといい配信はないかとか、今度は生の舞台に興味を持ってくれたりとか、いい繋がりはたくさんできたんじゃないかと思う」
「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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