石戸諭「自粛警察系YouTuberはとても礼儀正しい青年だった」自粛警察系YouTuberを駆り立てたものとは~12月8日「大竹まこと ゴールデンラジオ」

石戸諭「自粛警察系YouTuberはとても礼儀正しい青年だった」自粛警察系YouTuberを駆り立てたものとは~12月8日「大竹まこと ゴールデンラジオ」

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12月8日の「大竹まこと ゴールデンラジオ」(文化放送)に、毎日新聞出版から著書「東京ルポルタージュ 疫病とオリンピックの街で」を出版した石戸諭がゲスト出演をし、新型コロナウイルスによって不要不急と言われた文化や場所についての取材で感じたことや、今後の生活に対する危機感をあらわにした。

第5派の中でオリンピックを実施したことをあらためて驚く大竹に、石戸は

「もうすっかり忘れちゃってますよね。最近はどうにも関心が薄れやすい。オリンピック開催の真っただ中で、コロナ感染している方に訪問診療をされていた方から聞くと、東京は治療を受けられるか、入院できるかが運次第になっていると仰っていた。でも、それも忘れられようとしている。こういう話は記録されなければいけないと思って、今回の本を作った」と取材の理由を話した。

著書の中では眠らない町、新宿のホストクラブやコロナ警察、飲食店、不要不急と言われた劇場文化等、様々な新型コロナウイルスにまつわる出来事をまとめている。

当事者の方にこの番組にも来てもらったという大竹。ホストクラブでの感染ではなく、寮での感染が多かったという。石戸は語る。

「回し飲みで感染したとかではなく、家でマスクを外していたから感染してしまったという、とても身近な話。中を取材して、事実を示したかった」

自粛警察系のYouTuberにも取材を行ったという石戸氏。とても礼儀正しい青年が来て驚いたという。

「自粛警察を駆り立てるものは、2つある。一つはそれで収入が得られること。もう一つは正義感。自分が正しいと思っている。その正義感の強さから、パチンコ店に並んでいる人に突撃したりしたという。深い考えや論理的なものというよりは、感情に突き動かされている。でも、当時パチンコに並んでいる人に対して、みんながそのYouTuberのように怒りを感じていたと思う。活動に対して悪びれた感じはなかった。「近隣の方からありがとうと言われる」という。行動は突飛だったかもしれないが、その心情は至極社会的な存在なのかもしれない」

石戸は最後に、「新型コロナのようなパンデミックがこれで終わりとは限らない。2020年、2021年の異様な年の東京で起きた変化は小さなものではない。行きたいお店に行けない。会いたい人に会えない。そういった変化を拾い上げる必要がある」とまとめた。

「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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