中元日芽香「毎回毎回いい話してます…よね…?」自分を客観視できる力、内省とは?~12月20日『中元日芽香の「な」』
『中元日芽香の「な」』が、12月20日(月)午前7時に更新され、毎回一つのテーマを取り上げる「中元のつぼ」のコーナーで内省について取り上げた。
内省はあまりなじみがない言葉だという中元。まず先に、内省の意味から説明してくれた。英語で言うとリフレクション。リフレクションとは、自分自身の行動や状態を客観的に振り返ることだという。中元曰く、一般的によく使われる反省とは以下のように違うという。
「反省は自分の失敗や誤りに焦点を当てて原因や理由を分析し、正していくことを目的としている。一方で、内省は自分のとった行動や考え方に対して良い面も悪い面も含めて見つめなおし、新たな気付きを得て、次の行動に生かしていくことを目的としている。反省点のように悪い面だけではなくて、良い面の振り返りをするようなこと。内省力というと、自分自身を客観視できる力と言い換えることもできる。心理学では客観視のことを、メタ認知といったりもする」
内省力について、カウンセラーの視点で話すと次の通りになるという。
「客観視が苦手な人と苦手ではない人がいる。苦手な人がどうすれば良いかというと、周りの人が言う言葉の中にヒントがある。お前調子いいなとか、逆に考えすぎだよとか、あなたってこういうところあるよねとか、自分のことを評価する言葉に耳を傾けてみてほしい。その中で、自分の思っている自分と他人の評価する自分のイメージがかけ離れていることもある。それはそれでいい。大事なのは、自分が人からどう見られているのかということ。それが客観視」と、中元。
では、自分の行動や状態を内省する方法はいったい何なのか。
「一つに日記を書くこと。ブログやSNSの投稿を見返すのもそう。自分自身に問いかけてみるのもいい。自問自答することで客観的に自分を見るのも一つの手」
カウンセリングを通して自分を客観視することもできるという。中元がカウンセリングをするうえで心掛けていることとは・・・
「私がカウンセリングをするうえで心掛けていることがある。それは、なるべくクライアントのノートや鏡のようになること。相手に伝える過程で、自分にとって当たり前のことは心に留めていない。相手に伝えようとすると、少し丁寧に説明しようとする。そうすると、クライアントが私に伝える過程で何かの気付きを得る瞬間に立ち会うことがある。日記を書く上で端折っていたことに伝える過程で気が付くような感じ」
結びに、中元は自身のトークについて、
「毎回毎回いい話してます・・・よね・・・?」と、迷いながら自画自賛した。
『中元日芽香の「な」』は毎週月曜日午前7時に、Podcastにて更新中。
「過去の配信分もこちらから聴けます」
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Profile
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1996年4月13日生まれ。広島県出身。早稲田大学在学中。 日本推進カウンセラー協会認定、心理カウンセラー&メンタルトレーナー。 2011年から6年間、アイドルグループ「乃木坂46」のメンバーとして活動したのち、2017年にグループを卒業。 自身の経験から、心理カウンセラーになることを決意。グループ卒業後、認知行動療法やカウンセリング学などを学び、2018年にカウンセリングサロン「モニカと私」を開設し心理カウンセラーとして活動を始め現在に至る。