村上信五くんと経済クン デジタル社会注目のキーワード“NFT”とは?

村上信五くんと経済クン デジタル社会注目のキーワード“NFT”とは?

Share

毎週土曜朝9時~放送している「村上信五くんと経済クン」。
20日(土)の講義は、知っていると知らないとではあなたの未来がガラリと変わる!デジタル社会注目のキーワード「NFT」をお勉強!
日本暗号資産ビジネス協会NFT部会長・天羽健介(あもう・けんすけ)さんと、日本暗号資産ビジネス協会NFT部会の法律顧問であり弁護士の増田雅史(ますだ・まさふみ)さんを講師にお迎えして、世間の沸騰ワード「NFT」とは何なのか?
そしてあなたの価値観や未来を確実に変える「NFT」の基礎の基礎を学びました!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【ズバリ“NFT”とは何か?】
デジタルコンテンツの所有物のこと。「Non Fungible Token」の略。 日本語になおすと非代替性トークン。交換不可能な価値をもつ、世界でひとつだけのデジタル所有物のことを指す。デジタルアーティスト・Beepleの作品が、75億円で落札されたことにより、NFTが世界中の注目を集めるきっかけとなった。それまでコピーし放題だったインターネット上のコンテンツが、NFTの技術に登場によって価値が証明されてこれくらいの価値がついた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【デジタル資産“NFT”はどこで買える?】
インターネット上にマーケットプレイスと呼ばれる取引所がある。海外にもあるが、日本にもある。円でも買える取引所もあるが、暗号資産のイーサリアムを使って取引されることが多い。ビットコインではなくイーサリアムが多く使われているのは、契約内容を内蔵、付加できるから。ビジネスに向いている。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【暗号資産で使われる“ブロックチェーン技術”とは?】
インターネット上にのっかる新しいデジタル技術。管理者が存在しない台帳のこと。みんなで承認しあって管理しているので、暗号資産だとそのお金そのものがどのように流れたかなど、追跡できたりする。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【NFTの登場によって起こる革命とは?】
NFTは色々な業界で使われることが期待されている。今までインターネット上でコピーし放題だったコンテンツに価値を持たせることによって新しいビジネスが生まれるのが革命のポイント。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【NFTで変わるすごいところ➀ゲームの中で購入したアイテムは自由に売買できる】
ゲームの中でゲットしたアイテムを他のゲームの中でも使えたり、自由に売り買いすることができるようになる。それくらいデジタル資産が個人の所有物になる。資産性を持ち、ゲームがなくなったとしても手に入れたアイテムは残る。ゲットしたゲームのアイテムを貸すようなビジネスも出てきている。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【NFTで変わるすごいところ➁メタバース内で土地が買える】
メタバースとは、「インターネット上に構築された仮想の三次元空間でアバターなどを用いて接する環境」。その空間の中で所有できるデジタル不動産のようなもの。今年のはじめに5000円だった区画が、今それが30万円ぐらいに値上がりしている。ゲームの運営者が区画や値段を最初に決めるが、コミュニティのルールはユーザーにどんどん権限移譲されていく。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【NFTで変わるすごいところ➂チケットの転売問題がなくなる】
NFTやブロックチェーンの特徴のひとつである追跡できるという機能をうまく活用した例。チケット1枚1枚の流れを可視化できるので、不正な転売の抑制となる。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【NFTで変わるすごいところ➃音楽・美術の販売のあり方が変わる】
人気アーティストがCDを100枚限定で販売したりできる。絶対にコピーできないので、地球上で100人しか聴けない。そうなるとかなり価値が上がるのではないか。音楽業界にとっては救世主となる可能性がある。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【NFTの問題点・今後の課題は?】
偽物による出品などがある危険性がある。出品者が本人であるかどうかを確認するマーケットプレイスも出てきていて、そういった見極めが必要になってくる。法で規制してしまうと、新しいビジネスの発展が阻害されることがあるので、民間レベルで自主ルールを定めるなど、みんなで業界を正常化していく必要性がある。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【NFTはどれくらいで浸透する?】
早ければ1年から3年。今後より一般化していくだろう。日本は世界の中でも、漫画やアニメなどコンテンツ大国といわれている。コンテンツとNFTは非常に相性が良いといわれているので、日本でしっかりルールを作ってNFTを発行すれば、日本の企業にとっては大きなチャンスになり得る。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
NFT…お話を聞く前は難しい…というイメージがありましたが、天羽先生と増田先生のお話を伺うと、とても興味が湧きました!これから先、NFTによって世界は大きく変わっていくのだとうなと感じました。近い将来、当たり前になっているであろうNFT。もっと詳しく知りたい!と思われた方が、天羽先生と増田先生の著書「NFTの教科書」もぜひ手に取ってみてください!
坂口愛美

Share

関連記事

この記事の番組情報


村上信五くんと経済クン

村上信五くんと経済クン

土 9:00~10:00

「経済初心者」の村上信五が、ゲストの方に教えを請いながら 「お金」に強くなってゆく番組です。 「お金持ち」しか持っていない情報を イチ早く皆さんに提供できるよ…

NOW ON AIR
ページTOPへ