「ミルクボーイの漫才」で集中力アップか キリン×吉本×浜松市のお笑い研究 ~11月24日「おはよう寺ちゃん」
11月24日放送の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、番組パーソナリティーの寺島尚正アナウンサーと水曜コメンテーターの筑波大学システム情報系准教授の掛谷英紀氏が、笑いが脳を活性化させるという研究結果について語り合う場面があった
「笑い」が認知機能を改善させる
読売新聞によると、キリンホールディングスが、笑いが脳の認知機能を改善させ、ストレスを抑える効果があるとの研究結果をまとめた。笑いが生まれる漫才の動画を見ると、脳内の血流が増えるなどの効果を確認。今後の商品やサービスの開発に生かしたい考えだという。
研究には吉本興業と静岡県浜松市が参加し、近畿大学医学部の心療内科部門が監修。浜松市の40歳から65歳の男女25人に、2019年M-1グランプリ王者・ミルクボーイ(吉本興業所属)の漫才と、新人コンビの漫才の動画を見た後の計算の早さや記憶力などを比べた。すると、ミルクボーイの動画を見た後の方が、課題を行う際の集中力が向上して回答が早くなったほか、脳の活性化につながる前頭葉の血流量が2.7倍増えたという。
「こういう実験もあるんですね」と言う寺島アナに対し、掛谷氏は「笑いがあるとストレスが減るとか、認知症の対策になるとか、この種の研究は今までにいくつか見たことがあって。ただこれは、吉本興業さんが関わっていると利益相反といって、結果にバイアスが乗るかもしれないので、もう少し第三者的な実験の方が信用は増すと思いますけどね」と意外な視点から指摘をし、笑いを交えた。
「笑いというのはいろんなデータが出てきていますが、身体には良いんですね」(寺島アナ)
さらに話は掛谷氏について広がり、「私はあまりタレントのお笑いは見ないのですが、動画配信サービスなどで面白いことを言う方の動画は見たりします。話が面白い方が好きですね。元プロ野球選手の方など、お笑いのセンスがある方が多いですよね」と個人の好みも語った。
「おはよう寺ちゃん」は平日朝5~9時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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