金子勝「化石燃料に補助金を出すわけにはいかない」ガソリン問題に物申す〜11月19日「大竹まこと ゴールデンラジオ」
11月12日の「大竹まこと ゴールデンラジオ」(文化放送)大竹紳士交遊録に金子勝が登場し、ガソリン問題について大竹と室井にわかりやすく説明した。
ガソリン代についての税金問題でヒートアップする大竹の話に金子氏は、
「やっている政策がデタラメ。石油ガソリンの問題は、酷くて元売りは9月の中間決算でENEOSみても3400億円くらい?儲かっている。従来の3倍以上。もっと言えば、輸入元の三菱商事は今期の純利益7400億円。石油の値段がどんどん上がっているからぼろもうけ。買った時の値段から、売った時の値段が上がっている(買った時の石油の値段が100円だとして、売る時の値段が120円になっているので、上乗せせずとも20円分利益が出る)からその時点で利益が出る。しかも、元売りは値下げします?わからない。検証もできない。元々ガソリン代に関しては、リッター53円の税金取っている。環境税みたいな意味もあるから、それは全世界の中で別に特に高いとは思わない。それを値下げするって異常。アメリカは石油の備蓄を放出している。それで値段を下げている。これも(世界からは)批判があるくらい。ましてや、補助金を出すって、COP26はどうしたんだよ。このやり方が非常に汚い。何故汚いかというと、COP26の時はいわゆる化石燃料に対する補助金が再生エネルギーその他に対する補助金よりもはるかに多いっている大問題があった。その対策を何もしないで、終わったとたんに補助金を出すって、一体どういうこと?」とその姑息さに声を荒げた。
産油国が何故石油を絞っているのか、大竹から疑問の声が飛ぶと、
「それは単純に儲かるから。アメリカもシェールオイルはリッター50ドルくらいまでいかないと採算が取れない。だから、アメリカは石油が上がってもそれなりにペイする。シェールオイルが出ているから」と説明。
金子氏は続けて、ガソリンに関して以下のように予測した。
「今の日本の状況は、(環境の観点から)化石燃料に補助金を出すわけにはいかない。でも、値下げをしたい。車は地方の人の足だから。多分、アメリカに備蓄を出せって言われると思う」
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