賛否呼ぶ武蔵野市「外国人住民投票」条例案 地方自治どうあるべき? ~11月19日「おはよう寺ちゃん」
11月19日放送の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、寺島尚正アナウンサーと、金曜コメンテーターの情報戦略アナリスト山岡鉄秀氏が、東京都武蔵野市の条例案の話題を取り上げた。武蔵野市では、市内に住民票がある外国人の投票権を日本人と同条件にする条例案を作成しているというのだ。
山岡鉄秀氏「明確に線を引いておかないと」
「3か月以上市内に住民票がある18歳以上の外国人にも投票権を認める」――。
武蔵野市ではこのような内容が住民投票条例案に取り入れられており、19日に開会する市議会定例会に提出される前に、賛否が別れている。
反対派の市議は「地方の統治権に意見表明できるのは外国人ではなく、国民であるべきだ」と吉祥寺駅前で訴えた。
一方、賛成派の市民らは会見を開き、「外国人市民の意思が市政に反映されることは、地方自治をさらにあるべき姿に発展させるものだ」と条例の必要性を訴えた。
この話題に山岡氏は、「武蔵野市という名称を変えて『サイレント・インベージョン・シティ武蔵野』とかにしてはいかがでしょうか。これが『静かなる侵略』につながっていくわけですよ。だってもしその気になったら、大量の外国人を武蔵野市に居住させて、住民票を取らせることだってできるわけなんですよ。そこは明確に線を引いておかなければいけないところです」とこの条例の危険性を主張。
「そう聞くと『大丈夫か?』って思いますよね」と素直な感想を述べる寺島アナに対し、山岡氏は「ダメですよね」。
この条例案が通ると、大阪府の豊中市、神奈川県逗子市に次いで3例目と見られる。武蔵野市の松下玲子市長は「多様性を認め、支え合うため、市民の意見を適切に市政に反映する仕組みが必要」と訴えている。
「多様性という言葉を履き違えているんですよね。これは多様性ではありません。あくまでも、そこに住むという権利と義務、資格の問題であって、個人個人の多様性とはなんの関係もありませんね」(山岡氏)
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