「カ・イ・カ・ン！薬師丸ひろ子が浜松町に舞い降りた！～11月18日「くにまるジャパン極」

「生の薬師丸ひろ子さん」を目の前にして、水谷アナも「なんかもう、嬉しい～！」といつもよりテンション高め。
今回は、薬師丸さんが歌手デビュー40周年を迎えたことからシンガーとしてのお話がメインということで、まずは1981年、歌手デビュー曲となった「セーラー服と機関銃」のお話から伺った。

水谷アナ「あの時、映画の舞台挨拶で何千人ていうファンが押しかけて、確か放水車とか出ましたよね。『機動隊と機関銃』みたいな感じで大騒ぎになって、空港行けば空港にも物凄い人が来て、こんなに追われている自分ていうのはどうだったんですか？」

薬師丸さん「映画に出ている限りだったら、そんなに大きな環境の変化というのは無かったと思うんですけども、やはり『セーラー服と機関銃』という映画で主題歌を歌ったあたりから、テレビの歌番組に出演させていただいたり。映画は映画館に観に来ないとその人がどんなことをしているのかわからないし、見る方も意外と限られるものだったりすると思うんですけど、歌は皆さんがとても身近に感じてくださるものなので、歌を歌ったところからの変化はとっても大きかったと思います」

続いて紹介した曲は、1983年のシングル「探偵物語」について。

野村アナ「これ、当初映画『探偵物語』の主題歌として用意されていた別の曲があったっていうのは本当ですか？」

薬師丸さん「はい。この当時Ａ面Ｂ面というレコードになっていまして、『探偵物語』と『すこしだけやさしく』という曲、両方とも大瀧詠一さんがお作りになったんですけど、大瀧さんは『すこしだけやさしく』がこの映画の主題歌にはいいんじゃないかと。映画に精通されていらっしゃった大瀧さんですから、大瀧さんが想定されたエンディングがあったみたいですけど」

時代が飛んで2013年、NHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」の中で、薬師丸さんが歌った曲「潮騒のメモリー」については？

薬師丸さん「朝ドラは撮影の期間も長いですし、放送される期間も長くて、もうこれは本当に最後の最後の方で大女優の鈴鹿ひろ美さんが皆さんの前で（突然）歌うという展開だったので、頑張らないと、責任が重いなあって思いましたけれど、今こうして聴いても色んなことが思い出されて、小泉今日子さんが演じた天野春子さんとの思い出とか、その中で鈴鹿さんがあの舞台に立てたっていう、うまく言えないですけどちょっと思い出して胸がキュンとしますね」

と、数々の名曲についてのお話は尽きないが、最後は名作「Wの悲劇」の主題歌『WOMAN～Wの悲劇より～』について。

野村アナ「この曲は、呉田軽穂さんこと松任谷由実さんが作曲されたわけですが、今度発売されるアルバム『Indian Summer』にも、呉田さん提供の最新曲『Come Back To Me ～永遠の横顔』が収録されているということですね？」

薬師丸さん「もうデビューする前からユーミンの曲が大好きで、ユーミンの作る曲、そして言葉にわしづかみにされていたので、二十歳の時にこの曲を作っていただいて、二十歳ながら全部運を使い果たしたと思って、さらにそれから37年経って、運をちょっとずつ溜めてきたんですけど、また使い果たしたな～って感じです（笑）」

薬師丸ひろ子さんの歌手活動40周年を記念したオールタイムベストアルバム『Indian Summer』は、11月21日（日）にビクターエンタテインメントから発売！
同時に薬師丸さんのYoutubeチャンネルも開設（https://www.youtube.com/watch?v=ZysxB29n1BU）。
「セーラー服と機関銃」や「WOMAN～Wの悲劇より～」などを歌っている映像も公開されているとのこと。

40年経っても変わらない麗しさと美声で、野村・水谷アナやリスナーをメロメロにした薬師丸ひろ子さん。またお越しいただける日がそう遠くないことを祈りたい。

「くにまるジャパン極」は平日朝９～１３時、文化放送（AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko）で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。