泉麻人「当時のキモいは肝いだった」80年代との言葉の使い方の違いを語る。〜11月11日「大竹まこと ゴールデンラジオ」
11月11日の「大竹まこと ゴールデンラジオ」(文化放送)では、作家・コラムニスト泉麻人さんが登場。80年代に執筆していたコラムや当時の世情について語った。
80年代からコラムを書き始めたという泉氏だが、当時はコラムニストという呼称自体が泉氏あたりの世代からのものだという。
泉氏「ポパイで始めのころ書いていて、アメリカ風の雑誌だったのでコラムという言い方をしていた。それで自分もコラムニストという肩書を名乗り始めた」
大竹氏「ポパイとホットドッグプレス、女の子版にオリーブっていうのもあったね」と、大竹も当時の雑誌事情に言及した。
また、小島慶子は80年代と現代の言葉の違いに着目した。
小島慶子アナ「言葉の流行も面白くて、かわいいというのは今では定着している感嘆詞とか形容詞だけど、80年代ごろに、最近の女の子はみんなやたらめったらなんでもかわいいって言う新しい言葉の使い方として取り扱われている」
それについて泉氏はおもしろい言葉の変遷としてキモいについて取り上げた。
泉氏「僕はそれがなんだか気に入らなかった。当時25~6だから、その頃の17~8の子の言葉。逆転してしまっている言葉もあって、このころ使っているキモいというのは、肝臓の肝だった。
今は気持ち悪いになっている。当時はこれが肝とかの意味で使っていた。そっちの方が優勢だった。書籍中のキモいは褒める意味で使っているので、それを知らないと違和感があると思う」
「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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