自民党派閥が微妙に変化…二木啓孝氏「安倍派にも陰りが見えてきた」~11月10日「くにまるジャパン極」
自民党細田派の会長は、11月11日に細田博之・元官房長官から安倍晋三氏に代わる予定だ。細田派から安倍派へと衣替えとなる。このニュースを受け、11月10日放送の「くにまるジャパン極」(文化放送)で、ジャーナリストの二木啓孝氏は自民党内の派閥に微妙な変化が起きていると話した。
まずは、安倍派についてだ。
二木氏「今回の選挙で、安倍氏の所は95人から87人になった。安倍氏はずっとキングメ-カーで居たいと思ってるかもしれないが、少し陰りが見えてきた。派閥の運営費の面でいうと、細田派の資金は森喜朗元総理が出しているが、森氏は安倍氏のことがそんなに好きじゃないという話もある。87人をどう運営するか難しい。さらに、3Aの甘利明氏が幹事長を辞任して3Aのパイプが薄くなった。」
そして、新しく自民党の幹事長となった茂木敏充氏について触れる。
二木氏「茂木氏が入ってるのが竹下派。ここを牛耳っていた青木幹雄氏が引退することで、年内には茂木氏が引き継ぎ茂木派になるという話もあります。」
野村邦丸アナ「非常に簡単にいうと、安倍派VS茂木・岸田連合という構図になるわけですね。もちろんそんな簡単なものじゃないと思いますけど。」
二木氏「安倍氏、麻生氏からするとそんなに面白くない構図が動いているよね、ってことになりますよね。」
また、二階派、石原派にもそれぞれ動きがあるという。
二木氏「二階俊博氏は今回の選挙で通りましたけど、引退するんじゃないかと言われている。二階派は、菅義偉前総理の所と仲良くするんじゃないかと言われている。一方、選挙に落ちた石原伸晃氏の石原派の人たちはどうなるか?石原派の運営費のスポンサーは山崎拓氏。山崎氏は、今回の選挙で立憲民主党の辻元清美氏を応援している。山崎氏は石原派に未練ないよね。石原派は個別に解体されるか、二階派と組むんじゃないかな。
そうなると二階派に菅氏のグループと石原派が入って、安倍派と向き合う勢力になる。」
そして、二木氏は最後にこう付け加える。
二木氏「今、私が言っているのは永田町の噂をまとめた話です。派閥の動きは今後、いろんな政局によって出て来ると思います。」
「くにまるジャパン極」は平日朝9~13時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。二木啓孝氏は毎週水曜日にコメンテーターとして登場。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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