抗原検査キット「ネット販売」に医療界反発 実現への課題は… ~11月10日「おはよう寺ちゃん」

抗原検査キット「ネット販売」に医療界反発 実現への課題は… ~11月10日「おはよう寺ちゃん」

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11月10日放送の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、番組パーソナリティーの寺島尚正アナウンサーと水曜コメンテーターの筑波大学システム情報系准教授の掛谷英紀氏が、抗原検査キットのネット販売について語り合う場面があった。

どれだけ価格が下がるかもポイント

日本経済新聞によると、新型コロナウイルスの感染を調べる「抗原検査キット」のインターネット販売解禁をめぐり、政府や医療界を巻き込んだ綱引き状態となっている。9月に薬局での販売が認められたことに続き、政府の規制改革会議は感染の第6波に備えて、ネット販売を含むさらなる規制緩和を主張。抗原検査キットにはすぐに検査できるメリットがあるが、厚生労働省や医療界は感染者が誤って陰性と判定されるリスクなどから慎重姿勢を崩さない。

これについて掛谷氏は、「(アメリカの)ハーバード大学のミナ先生という方が、去年の早期の段階で論文を書いています。抗原検査を毎日行うのと、(頻繁に受けにくく、結果が出るのにも時間がかかる現状がある)PCR検査どちらが感染予防になるのか(をシミュレーションしている)。論文では、毎日抗原検査をするのであれば、PCR検査を低い頻度で受けるより効果が高い結論になっています。ただし今は(日本での抗原検査キットの価格が)1000~2000円ですが、ミナ先生の計算ではもっと低い値段になっていたので、ネット販売時でもどうにか下げられないかというところ」と価格面の課題を指摘する。

厚生労働省や医療機関の慎重姿勢も踏まえ、寺島アナは「掛谷さんが仰ったように、ネット販売はある程度値段が下がった時点、毎日検査をしても良いくらいの値段になれば良いでしょうかね」とまとめた。

「おはよう寺ちゃん」は平日朝5~9時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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