新型コロナが里親制度に与えた被害とは? 〜11月1日「大竹まこと ゴールデンラジオ」

新型コロナが里親制度に与えた被害とは? 〜11月1日「大竹まこと ゴールデンラジオ」

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11月1日(月)に放送された「大竹まこと ゴールデンラジオ」(文化放送)には、「日本こども支援協会」代表理事の岩朝しのぶが出演。日本の里親制度の現状や、コロナ禍における変化などを語った。

まずは第49回衆議院議員総選挙について、岩朝は「子どもの施策っていうのは絶対に抜かせないこと。まして今はこども庁の創設を控えてますから、そちらに関心が高い人に多く当選してほしいと見守っていました」と語る。

そして話題は、日本の里親制度へ。

岩朝「里親制度というのは、様々な事情で親と暮らせない子どもたちを、国が養護して、家庭的な環境で育てていくというもの。今日本には4万5千人の子どもたちが養護されていて、そのうち8割が施設で暮らしていて、里親の元で暮らしているのは2割。これは世界的には少ない方。日本は里親が全然足りなくて、国連から3回も是正勧告を受けている国なんです」

国が求めている水準に達するためには、少なくとも14万世帯の里親登録が必要。しかし現状、1万4千世帯しか登録がない。
更にここに、新型コロナウィルスの影響もあった。

岩朝「お母さんが子どもを道連れに自殺をするというケースが増えていまして……シングルマザーがダブルワーク、トリプルワークで頑張ってきたけれどもこれ以上は頑張れない……と。虐待も増えています。子どもは減っていってるはずなのに、虐待は増えてるっていう状況で」
大竹「色々な社会のしわ寄せが子どものところに行っていると」
岩朝「そうですね。弱いところに来てしまう」

里親として子どもを迎え入れられない人には、寄付という道もある。

岩朝「私たちのようなNPOは、コロナ禍で皆さんの生活が立ち行かなくなると、月々の寄付がどんどん減ってしまうんです。直接子どもを見ることはできないけれど、子どもを見ている人を支えようと、一緒に社会を支えていってくれたらいいなと思います」

「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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