武田砂鉄、「明らかに失敗」マイナンバーカードへの違和感と普及しない原因を指摘〜10月26日「大竹まこと ゴールデンラジオ」

武田砂鉄、「明らかに失敗」マイナンバーカードへの違和感と普及しない原因を指摘〜10月26日「大竹まこと ゴールデンラジオ」

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10月26日(火)大竹まことゴールデンラジオ(文化放送)にフリーライターの武田砂鉄氏がコメンテーターとして出演し、マイナンバーカードにまつわる違和感と普及が進まない原因を指摘した。

 

武田氏はまず先週からマイナンバーカードを保険証として利用する本格運用が始まったことについて、「処方箋や特定の検診の記録を閲覧できることで最適な診療ができる、と謳っているが、読み取り準備が整った医療機関や薬局が全体の8パーセントしかない。これで本格運用と言えるのか」。と疑問を呈した。

そもそも、マイナンバー制度が始まってから6 年も経過したがなかなかカードの交付が進んでおらず、普及は明らかに失敗していると断言。2019年に作られたマイナンバーの個人向けサイト「マイナポータル」のサーバーが0.02%という低い利用率であることを挙げ、無駄遣いの印象が強いと批判した。さらにデジタル庁がらみでは、コロナ禍で作られた新たなアプリ「cocoa」も導入から一年で陽性者の申告者の中でアプリを利用した人が2%であったことも紹介。前デジタル担当大臣平井氏の恫喝問題などもあり、国民の信頼関係が失われていることが明らかだと説明。

「マイナンバーカードに情報が集まってくるけれど、その情報ってお金になるよね。企業が持つと便利に利用できるものだと思うと、情報漏れの心配が出てくる」とタレントの大竹まことが不安を口にすると、武田氏は「これまで公文書を改ざんされるなど、閉じられた体質を見てきた我々が、わざわざカードを作って情報を預けられない」と、マイナンバーカードの普及が進まない理由を指摘。「国と国民の間の信頼関係が抜けているのに、国は『なんでカードを作ってくれないの』という姿勢で進めていこうとするか違和感がある。」と語り、情報デジタルをどうとらえるかが衆院選の争点にもなりうると述べた。

「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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