明日は我が身? イギリスでコロナ再拡大4万人超 マスク義務&行動制限なくしたのに… ~10月22日「おはよう寺ちゃん」
新型コロナウイルスのワクチン接種で先行し、行動規制をほぼ撤廃したイギリスで感染が再拡大している。10月22日の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、寺島尚正アナウンサーと、金曜コメンテーターの元海上自衛隊海将・伊藤俊幸氏が、その原因について意見を交わした。
伊藤俊幸氏「ワクチンは1年に1回打つもの」
イギリスでは現在、1日あたりの新規感染者数4万人台と高い水準で、ヨーロッパの中でも急増ぶりが目立っている。
12~15才の若年層でワクチン接種が完了しているのが0.4%以下と進んでいないこと、ワクチンの効果が時間の経過とともに低下していること、が原因と見られている。
イギリスは去年の12月にワクチンの接種が始まり、すでに16才以上の8割が2回の接種を終えている。
そのため、政府は7月19日にワクチンが普及したとして、人口の大半を占めるイングランドで店舗内のマスクの着用義務や、ソーシャルディスタンスの規制を撤廃。その後、一時的に新規感染者数は減ったが、9月から徐々に増加、10月中旬以降には4万人を超える日が続いている。
「(イギリスはワクチン接種が)去年の12月から始まっているので、早いんですよね。ワクチンは1年に1回打つものですから、ブースター接種というより、今年の分を打ちましょうか、というイメージですよね」(伊藤氏)
「データでは6か月くらい効果があるけれども、と言われてますね」(寺島アナ)
「お医者様が言うには基本的に(ワクチンは)2回打てばよくて、それで一定のもの(耐性)はできるから、ブースターというよりも、それを毎年繰り返していく、というのが普通のようですよね」(伊藤氏)
イギリス政府は現状では動くことなく、様子見の姿勢。もっとも、ブースター接種と若年層へのワクチンの普及を引き続き促していくという。
「おはよう寺ちゃん」は平日朝5~9時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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