加山雄三「ジョンレノンが正座でテーブルに顎を乗せながらすきやきを食べていた」。ビートルズや黒澤明監督との思い出を語る〜10月19日「大竹まこと ゴールデンラジオ」
10月19日(火)大竹まことゴールデンラジオ(文化放送)に、12月に2年ぶりの有観客ライブを行う加山雄三がゲストで登場。来日したビートルズにすき焼きの食べ方を教えたエピソードや、黒澤明監督の映画撮影中に居眠りして監督から「眠いのか」と声をかけられた思い出を語った。
まず、去年脳梗塞を患った加山は、「勝手に手が動いたりして気持ち悪かったよ」と当時を振り返り、「かみさんがすぐに病院に電話したからよかった。あのまま寝たらまずかった」。と夫人への感謝を述べた。
「9割9分回復した」という加山に、「50年前、学校中の話題がビートルズか加山雄三だった」と大竹まことが水を向けると、「ビートルズね。食事したよ。すき焼きの食べ方がわからないって言うから、『ディップして食べるんだよ』なんて言ってね。ジョン・レノンが椅子をどけて床に正座しだして。顎をテーブルに乗せて食べてるから『よせよ』なんて言ったら『俺は今日本人の気持ちを味わってるんだ』なんて言ってやめないんだよ。リンゴ・スターがやたらでかいなと思ったら、カランコロン音がして。よく見たら高下駄履いてるんだよ。そりゃデカいわけだよ、ハハハ」。と加山は豪快に笑いながら語った。「(彼らが滞在していた)ホテルの周りに人だかりができていてね、窓際にジョージ・ハリスンが立つだけで『キャー』って声が聞こえるの。俺が立っても『キャー』って。とんでもねえなって。俺だってわかってないんだよ。影にキャーって言ってるんだから」。と次々とエピソートが続いた。
また、黒澤明監督の映画に出演した際に居眠りしたという伝説についても大竹が確認すると、「そうそう、ものすごい勢いで怒られるから覚悟しろって言われていたんだよ。撮影の時、末席の俺は座って順番を待っていたらどんどん意識が遠くなって……。そのうち黒澤さんが立ち上がって『眠いのか』って聞いてきたから『眠いです』って答えたんだ。怒られる、って思ったら『表へ出て30分寝てこい。加山が寝るからみんな休憩!』って休憩になっちゃった。そうなるともう寝られたもんじゃないよね」。と世界のクロサワに愛されていたことがよくわかるエピソードにスタジオ中笑いに包まれた。
他にも、加山は燃えてしまった船、光進丸についても「燃えてよかった。1年で3千万円かかっちゃうから持ってたらお金なくなってたよ」など明るく語り、大スターならではの桁外れな加山雄三伝説に大盛り上がりであった。
「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
※タイムフリーは1週間限定コンテンツです。
※他エリアの放送を聴くにはプレミアム会員になる必要があります。