吉崎達彦氏「小さい頃から選挙マニア!?『吉崎流・選挙の楽しみ方』とは?」 ~10月19日「くにまるジャパン極」
第49回衆議院選挙が今日10月19日に公示され、立候補の受け付けが始まった。今回の選挙に大きな関心を寄せるエコノミストの吉崎達彦氏は「くにまるジャパン極」(文化放送)で、新たな視点での「選挙の楽しみ方」について語った。
吉崎氏の選挙についての第一声は、意外なところから始まった。
吉崎氏「とにかく単純にですね、今日って公示日ですから、出陣式があるんですよね。ぜひ私が皆さんにおすすめしたいのは、ただの冷やかしでいいから出陣式見に行くと面白いですよ!と」
野村アナ「どんなところが面白いんですか?」
吉崎氏「出陣式は大体9時半とか10時とかスタートのところが多いんですけど、特に午前10時の出陣式は『晴れの舞台』なわけですよ。で、選挙戦というのはもっと前からやってるんで、公示日というのはラストスパートというところで、ボランティアの人たちも盛り上がってるんですけど、ボランティアやると大変なのは、ポスター貼りもしなきゃいけない」
野村アナ「ああ~そっかそっか!」
吉崎氏「だから、本当はせっかくだから晴れの舞台にいたいんだけど、涙を飲んでポスター貼りに出かけている人たちがいる。これをね、午前中に貼り終わっていないと、『あそこは人手が足りていない』という噂が流れるからきちーんと、朝いちばんで貼らなきゃいけない。その人員を確保するというのも、実は大事な仕事なわけなんです」
野村アナ「要するに有権者数っていうよりは、エリアが広い選挙区だと大変ですよね!」
吉崎氏「大変ですよ。だから当選回数が何回もある人っていうのは支持者があちこちに居るから『あそこの掲示板あなたお願いしますね!』って言っときゃいいんだけど、特に初めて出る人は大変。掲示板の貼り忘れ地区などがあったら『あそこはもう終わってる』なんて噂が流れて、そうすると誰も訪ねて来なくなっちゃうというのがあるんです」
さらに出陣式について吉崎氏は……
吉崎氏「応援弁士に誰を呼ぶかっていうのも大事です。応援弁士と言ったって、衆議院議員はみんな自分の事務所に張り付いているから、出来ればみんなが知ってる有名人で、『実は候補者の大学時代の恩師』ですとか、あるいは『地元の有名企業の偉い人』とかを呼んで来られるといいんだけど。で、色々やってみんなで『勝つぞーっ!』って気合いを入れて、最後は大体何やるかっていうと、選挙カーに乗って『さあ、これから候補者は街頭演説に参ります!』なんていって、今日だったら雨の中を車がしずしずと出ていくところをみんなで拍手して見送ると。これはね、冷やかしでも十分楽しめますよ」
その面白さには理由があると吉崎氏は語る。
吉崎氏「やっぱりね、人が一所懸命やっているのを見るのは、何でも面白い。私、小さい頃から選挙好きだったんで、若い頃はどこの選挙カーが来ても手を振ってあげていた。そうするとみんな喜ぶんですよね。近年は演説してても誰もビラを受け取ってくれないみたいな寒々しい選挙が多い中、やっぱり声かけてあげるとみんな喜ぶし、面白いですよね本当」
日本の未来を決める衆議院選挙の投開票は10月31日。はたして、解散から投票まで17日間という戦後最短となる選挙戦がどのような結果になるのか?今後も注目していきたい。
「くにまるジャパン極」は平日朝9~13時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。吉崎達彦氏は火曜日にコメンテーターとして登場。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
※タイムフリーは1週間限定コンテンツです。
※他エリアの放送を聴くにはプレミアム会員になる必要があります。