森永卓郎「1億総アーティスト!」賃上げ税制について語る〜10月18日「大竹まこと ゴールデンラジオ」
10月18日(月)に放送された「大竹まこと ゴールデンラジオ」(文化放送)にて、経済アナリスト・森永卓郎が、各党が掲げる「賃金アップ」について、パーソナリティの大竹まことらと語り合った。
全ての与野党が「賃金をあげないといけない」と足並みを揃えているが、森永氏曰く「実は日本はこの30年間、全く上がっていない。2000年ぐらいまではG7の主要国の中ではトップだったが、各国が上がり、日本は横ばいのため、現在はG7の中では最下位」だそうだ。
では、どうしたら賃金アップを出来るのか?森永氏は「まず考えられるのは最低賃金の引き上げ」。現在、全国平均は930円、1,500円に上げようという野党もある。しかし、これには「中小零細企業から悲鳴が上がる。既に賃上げ企業は法人税を減税する制度あるが、これは提出資料が膨大で、大企業は申請出来ても、とても中小零細企業では手が回らない」(森永氏)。元々、給料が高い人の給料がさらに上がるだけで、格差是正には結びつかないそうだ。
次に考えられるのは「所得の再分配、一番単純なのが消費税の減税」(森永氏)。しかし、これには財務省が抵抗すると予測する。短期間の施策は受け入れられが、長期負担は嫌がると言う。
最後に森永氏が提案したのが「ベーシックインカム」。1人7万円、全部で100兆円が掛かる想定だが、実際に実験している国もあり、「みんな労働意欲は失っていない、好きな仕事をするようになる、1億総アーティスト」と主張した。
「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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