深澤真紀「衆院選で女性議員は増えるのか?」改正候補者男女均等法に期待〜10月12日「大竹まこと ゴールデンラジオ」
10月12日(火)大竹まことゴールデンラジオ(文化放送)にコラムニストの深澤真紀氏がコメンテーターとして登場し、まもなく迎える衆議院選挙でどのくらい女性議員が増えるのか注目していると述べ、国会や地方議会に女性議員を増やす改正候補者男女均等法への期待を語った。
深澤氏はまず「将来的には性別にこだわりたくない。でも女性議員がこんなにも少ないのだから今は語るべきだと思う」と前置きした。
戦後、初めて女性が参政権が認められた1946年、衆議院議員のうち女性議員は全体の8,4%いたのに、その後、「どんどん減って1%から3%しか女性議員がいない状態が続き、(1946年の8.4%を越えられない状態が)60年も続いた」と驚きの数字を紹介。2009年に政権交代した際に11,3%と10%を初めて超えたが、2012年に自民党が政権を取って7.9%まで下がってしまったと語った。そして、日本は世界と比べても衆議院女性議員の割合が少ないとして193国中166位と順位を紹介し、「大体25%、多い国では50%を超えているのに圧倒的に少ない。地方では女性が一人も議員が居ない市町村が全体の2割もある。生活に密着している地方議員に女性が居ないというのは深刻な問題だ」。と訴えた。
さらに、女性議員の割合を3割から4割など一定の割合を目標に定めるクオータ制度を世界の129の国と地域が導入しているが、日本はまだ導入しておらず世界でも特殊な国になっている、と述べた。
しかし、2018年に候補者について男女均等にしていこうという理念法「候補者男女均等法」が可決され少し状況が変わったという。今年はさらに改正案が可決されて、俺の票が欲しければキスをしろ、手くらい握らせろなどと票と引き換えにセクハラをされる「票ハラスメント」や、妊娠したらやめさせられてしまうマタニティハラスメントを無くしていこう、という条文が加えられているそう。ほかにも、研修制度や窓口を設け、育児や介護で欠席しても何らかの形で評決に参加できるようなシステムを作るなど、リアリティのあるいい改正案になったと語った。
コロナで女性が厳しい状況にあるのははっきりしていて、もっと女性議員が居たらもっと目端が利いたのではないか、と悔しがる深澤氏に、タレントの大竹まことは「日本が変わっていけない理由の大元がありそうですね」とかみしめる様に語った。
「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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