三重県がPCR検査キット12万回分を無料配布。自治体の取り組みを紹介 ~ニュースワイドSAKIDORI!

三重県がPCR検査キット12万回分を無料配布。自治体の取り組みを紹介 ~ニュースワイドSAKIDORI!

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新型コロナウイルスのPCR検査キットを三重県が無料で配布。担当者が文化放送「斉藤一美ニュースワイドSAKIDORI!」に出演し、その狙いなどを語った。

岸田総理が総裁選で公約として掲げた新型コロナウイルスに対するPCR検査の
無料化。11日から三重県が無料の検査キット12万回分の配布を始めた。
この取り組みについて、三重県医療保健部感染症情報プロジェクトチーム
担当課長の中瀬元浩氏に聞いた。

三重県の感染者数は8月の中旬頃から急激に増加し始め、8月26日に
過去最多となる515人に達した。しかし9月に入ってからは減少傾向にあり、
最近では1桁台で推移。ただ、緊急事態宣言が解除されたことで、今後感染者が
増加する可能性も。そこで三重県としては第6波に備え、県民の不安解消、
感染者の早期発見、感染拡大防止の必要性から、PCR検査キットの無料配布を
決めた。この検査結果を基に、今後の感染症対策に活かしていくと、中瀬氏。

今回の検査キットの無料配布、対象は県内在住者か、県外から三重県内の職場や
学校に通っている人で、いずれも無症状に限る。感染症対策の観点から、人との
接触を防ぐためにインターネットでの申し込みをメインとし、オンライン環境が
ない人のために、ファックスや郵送による申し込みも可能とのこと。

検査の流れは、まず申し込み時に記入した自宅宛に検査キットが送付され、
自分で検体となる唾液を採取、返信用の封筒に検体を入れてポストに投函する。
送られてきた検体は検査機関で検査を行い、検体を発送してから2~3日後には
結果をメールなどで本人に知らせる予定だ。
検査結果が「陽性」の場合、事務局提携医療機関での受診をしてもらうよう
メールまたは電話で連絡を入れる。受診は電話かオンラインを予定しており、
提携医療機関により陽性が確定した場合、発生届が提携医療機関から提出される
仕組みになっている。

この無料検査、受付は12月10日までで、検査回数は一人当たり月1回を想定。
県民の反応について中瀬氏は、「先週、事業の概要を公表したところ問い合わせが
相次いでおり、県民の関心は高いと感じている。県外との往来を予定していたり、
家族が不特定多数と接触したという不安を抱えている人からは、早く検査したいと
いう声があがっている」と説明した。

月曜コメンテーターの前衆議院議員・金子恵美氏からは、「岸田総理が国会の
所信表明演説で、『予約不要の無料検査の拡大に取り組みます』と、
無料PCR検査を拡充するとの方針を打ち出している。三重県のような無料の
PCR検査が全国的な広がりになるよう、各自治体には頑張って欲しい」とまとめた。

『斉藤一美ニュースワイドSAKIDORI』は平日午後3時30分~5時50分、文化放送(AM1134KHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。
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