レジ袋有料化、見直すつもりない? 自民党内からも「相談」が ~10月11日「おはよう寺ちゃん」
10月11日の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では寺島尚正アナウンサーと月曜コメンテーターの郵便学者・内藤陽介氏が、岸田文雄首相の所信表明をきっかけに、レジ袋有料化が見直されるかどうか、について議論を展開した。
「新しい資本主義」を目指す岸田内閣
岸田首相は8日、就任後初めて所信表明演説を行ない、「経済政策では新しい資本主義を目指す。大切なのは成長と分配の好循環。実現するためにあらゆる政策を総動員する」と強調した。
新内閣に関してはレジ袋有料化が岸田内閣で見直されるか、に注目が集まっているが、山口壮環境大臣は7日、レジ袋有料化の見直しを求める声が上がっていることに対して「行政の継続を大事にしているので、急に変えることには慎重だ」と話した。
「この言葉通りに受け取ると、見直しの可能性は低いということですかね?」と寺島アナが内藤氏に意見を求めると「彼は見直すつもりなんかさらさらないと思います。ただ岸田さんというのは世論の動向でわりと軌道修正を図る方なので、世論調査とか選挙前の動向では変わる可能性があります。言ってみればこれはレジ袋がどうこうというよりは炭素税とか環境規制で増税したいというためにやってることなので、引っ込めることはないと思います」と内藤氏は分析した。
また、桜田義孝衆院議員(自民)がツイッターに「地域の皆様からの要望で、レジ袋についてのご要望を頂いております。レジ袋有料化のメリット・デメリットについて、私の盟友である山口つよし環境大臣に直接相談をさせていただきました」と投稿し、大きな反響を呼んでいる。
桜田氏の行動について聞かれた内藤氏は、こう答えた。
「これが本来の国会議員の仕事ですよね。つまり有権者が何を求めているかを大臣にきちんと伝えていただく、と。特にレジ袋の問題は、本来こういう全国民に広く負担を求めるものは法律で作らなきゃいけないのを省令でしれっとやっちゃったと、しかも準備期間が不足だったりコロナ禍だったりオリンピックが延期されたりというあらゆる条件が変わったのだから、それを強引にやってしまった。だから一旦白紙に戻すべきだと思います」
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