岸田総理の就任で、日本の核兵器禁止条約に対する姿勢は変わるのか?~10月8日 斉藤一美ニュースワイドSAKIDORI!

岸田総理の就任で、日本の核兵器禁止条約に対する姿勢は変わるのか?~10月8日 斉藤一美ニュースワイドSAKIDORI!

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文化放送「斉藤一美ニュースワイドSAKIDORI!」のメイン・コーナー「ニュースサキドリ」では、岸田総理が10月8日の所信表明演説の中で核兵器の無い世界を訴えた事に着目し、2017年にノーベル平和賞を受賞した国際NGO、「ICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)」の国際運営委員を務める川崎哲さんに電話を繋いだ。

岸田総理が所信表明演説の中で核兵器の無い世界を訴えた事をICANはどう捉えているのか?
―日本で広島選出の国会議員が総理大臣となり核兵器廃絶を訴えた事にICANの世界中のメンバーが注目している。岸田総理は就任会見の際、核兵器禁止条約は最終的には重要な条約となると述べていたので、日本が何かやってくれるのではないかと期待していることも事実。

岸田総理の就任で、日本の核兵器に対する姿勢は変わると思うか?
―それは世論次第。岸田総理の外務大臣時代、日本は核兵器の非人道性を訴える国際共同声明に賛同した。その際、日本は核兵器禁止条約交渉会議には全く参加しなかったが、とりあえず半歩前進した。もし今後世論の声が高まれば、岸田総理は最終的な決定権のある総理として、再び日本の姿勢を前進させるかもしれない。今月は選挙もあるので、我々が核兵器禁止条約に対する日本の姿勢を示すべきだ、という声を上げていけば、岸田総理を含め与野党の政治家の方々も、考えなくてはならなくなるのではないかと思う。

野党・立憲民主党は、選挙公約に「核軍縮にも積極的に貢献し、核兵器禁止条約締約国会議へのオブザーバー参加を目指す」ことを盛り込んだ。総選挙の争点の1つにもなり得る核兵器禁止条約に対する日本の姿勢。岸田総理には決意表明だけでなく、中身のある、具体的な道筋を示す事が求められている。

 

ニュースをジャーナリスティックな視点で掘り下げる文化放送「斉藤一美ニュースワイドSAKIDORI!」は月~金 午後3時半~5時50分に放送中。

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