長引くコロナ禍、東農大のキャンパスの現状は? 10月7日「くにまるジャパン極」

長引くコロナ禍、東農大のキャンパスの現状は? 10月7日「くにまるジャパン極」

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10月7日放送の「くにまるジャパン極」(文化放送)に東京農業大学農学部デザイン農学科 学科の教授である長島孝行さんと准教授の川嶋舟さんが出演し、学科について、コロナ禍における東京農業大学の現状について語った。

まず野村邦丸アナはゲストのお2人に対し、学科の概要について尋ねた。

野村アナ「長島先生、川嶋先生が勤務されている東京農業大学農学部デザイン学科。農学部まではわかるんですが、デザイン農学科っていうのは何を教えていただけるんですか?」

長島先生「デザインって色んなものに使えますよね。例えば人生設計をするのにもライフデザインといいますし、最近ですとソーシャルデザイン。社会の課題を解決して、それをより良い方向へ持っていく。それをビジネスにするのもソーシャルビジネスですよね。農大ではそれまでこういうものが無かったんですよ。で、社会課題を解決してみようと。従来の、生産という農産物を作るだけでは無くて、それをもう少し消費者目線から見た時には、こういったやり方がいいんじゃないか、あるいはこれをすることによって社会はこう変わるんではないか? ということをもって、デザインという言葉と農学をくっつけて、デザイン農学科を作ったんです」

川嶋先生「社会にある課題を、農学部で得られている知見で解決する為に社会実装……僕たち私たちが、生きている人たちがどう使いやすいようにするのかというところを、考えて行こう、それを実際にやっていくことを目指す学科かな? っていう風に思っています」

野村アナ「今、先生たちが教えていらっしゃる学生さんがいます。学生さんたちの悩みといえば、大学に入ったものの仲間に会うことも出来なかったり、特に東京農業大学には当然実習・実験の場っていうのが非常に大事だと思うんですよ。これは今どうなってますか?」

長島先生「コロナ患者が多くなった時にまずオンライン、それからオンデマンドっていうのがありますね。それから対面と、これをどうしようかと考えました。で、オンラインというのは、結局学生のwi-fi環境。これ調べたんですよ。そしたらあまり良くない。そうすると、オンラインじゃなくオンデマンドっていうのがいいんじゃないか。要するに僕らが講義を録画して、それを学生に配信して、コンディションのいい時に見ていただくと。このオンデマンドを軸にしながら、ゼミみたいなものはオンラインでやる。そして、コロナが少しずつ収まってきた段階で対面に移行していったと。今はそのハイブリッドになっています」

川嶋先生「特に農大は実学というところに重きを置いているので、そういう意味では学生の、去年の前学期ですよね、夏まで。後学期からは実習が、完全な形ではないけど対面で徐々に出来るようになったことで、学生は実感を得ている、あるいはそこで学んだことを定着させ、別の発想を持って来ているのは感じました」

川嶋先生は生きづらさを抱えている人が馬と触れ合って、社会で生きるきっかけを見つけていく「ホースセラピー」を実施されており、これには水谷アナも非常に興味を持った様子。
しかし農大は難関で入るのが大変だという邦丸アナに対して長島先生は……

長島先生「でも志がしっかりしてくれれば、グンと伸びるので。しかもうちの学科って、理系とはいわないんですよ。『文理融合型』なんですよ。生産するところからマーケットデザインまでやってしまいますので、そういうことに興味がある方はぜひとも入っていただければと思います。」と、まだ見ぬ未来の学生たちに向けて呼びかけていた。

「くにまるジャパン極」は平日朝9~13時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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