緊急事態宣言の全面解除-医療機関の対応は?~9月30日 ニュースワイドSAKIDORI!
文化放送「斉藤一美ニュースワイドSAKIDORI!」のメイン・コーナー「ニュースサキドリ」では10月1日の緊急事態宣言の全面解除を受け、新型コロナウイルスの患者を受け入れている「自治医科大学附属さいたま医療センター」の副センター長、讃井將満さんに電話を繋ぎ、話を聞いた。
緊急事態宣言が今日をもって解除されることを、どのように受け止めていますか?
―ここ一、二週間は新規の入院患者がいないのでタイミングとしては妥当だと思う。全面解除と言っても埼玉県では制限を設けた形での解除と聞いているので、解除後1ヶ月位で一気に感染者が増えるような事はないと思う。
自治医科大学附属さいたま医療センターには、現時点でコロナ患者用の病床は何床ありますか?
―22床。そのうち11床が埋まっていて、患者はいずれも重症者。そのうち6名は現在もエクモを使用している。一度重症になると回復するまでにかなりの時間がかかるので、これからも頑張って治療をしていかなければならないと思っている。とは言え、先々週までのように毎日新規の入院患者が入ってくるという状態は解消されたので、少しほっとしている。一年半コロナの治療を続けてきて、ようやく一息つけるようになったという状況。
緊急事態宣言の解除後、コロナ患者用の病床数をどうするのか、対応は決めていますか?
―基本的に数としてはキープしたまま、一般の患者にも使用できる形にして、通常診療をフルに行っていく事になると思う。もしまたコロナ患者数が増えてきたら、再びコロナ患者の為に病床を空ける事になる。
いつでも最悪の事態を想定しなければいけないと語る讃井さん、自治医科大学附属さいたま医療センターでは、第6波に対しても油断せずに備えているようだ。
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