お酒を飲める「認証店」の見分け方 東京都では「虹のマーク」に加えて… ~10月1日「おはよう寺ちゃん」
19都道府県に発令されていた緊急事態宣言と、8県のまん延防止等重点措置が全て解除された。10月1日の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、今日から解禁となる認証店での酒類の提供をめぐって、寺島尚正アナウンサーと金曜コメンテーターのエコノミスト・会田卓司氏が解説を行った。
「ブルー地に虹」が認証店の目印
緊急事態宣言とまん延防止等重点措置が、どの地域にも出ていないというのは今年(2021年)の4月4日以来、約半年ぶりとなる。飲食店については、都道府県の判断によって感染対策の徹底が確認されている認証店は21時まで、認証店ではないお店は20時までを基本として営業が認められ、酒類の提供も可能になる。なお東京都では、非認証店に対して酒類提供自粛を求めている。
「緩和は段階的に行うということですが、酒類の提供が可能になるというのは飲食店にとっては救いとなる、という指摘もありますが、この辺りはどうですか?」と寺島アナ。
「企業、特に飲食店の体力はギリギリのところに来てしまっていましたので、この緩和は救いになると思います。アメリカなどのケースを参考にしますと、今後活動が回復して需要が増えても、それまで供給が衰えてしまっているので、供給が追いつかず、経済活動の回復がうまくいかない、ということがありましたので、企業への支援は今後もしっかりするべきだと思います」と会田氏は他国の例を挙げて解説した。
そして寺島アナは「先ほど認証店、非認証店とお伝えしたのですが、東京都の飲食店でよくセルケースか何かに入って、虹のようなマークがありますよね。あれでも認証店と、非認証店が違うそうでして、虹は変わらないんです。ただその背景の色がブルーなのが認証店だそうです。白地に虹はお店が申請したにすぎなくて、認証店というのは申請して、(都職員らが)見に来て『大丈夫ですね』となって初めて認証店なんだそうです。この辺り利用する側も、けっこう複雑ですよね」と伝え、今日からにぎわいを見せるであろう、都内での店飲みの注意点を伝授した。
<参考ニュース>
政府は28日、19都道府県に発令中の新型コロナウイルス緊急事態宣言と8県のまん延防止等重点措置を期限の30日で全面解除すると決定した。
解除後1カ月かけて、飲食店の営業時間延長や酒類提供の解禁といった行動制限緩和を実施。感染状況を見てさらに緩めるかどうか判断するが、宣言再発令の場合でも、ワクチンが行き渡れば医療体制の確保と経済活動の両立は可能とみて、規制は強化しない方針だ。
緊急事態と重点措置が全国のどこにも出ていない状況になるのは4月4日以来。菅首相は「専門家から示された基準を満たしており、解除を判断した。コロナとの闘いは新たな段階を迎える」と述べた。 (共同通信ニュースより)
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