橋本大二郎が今忌憚なく語る、総裁選のこと・皇室のこと〜9月30日「くにまるジャパン極」
「くにまるジャパン極」ファミリーの1人で、「私にNGはありません!」でおなじみの橋本大二郎氏が、9月30日放送の「くにまるジャパン極」(文化放送)に出演し、最新のニュースに忖度無しでコメントした。
まず、29日に投開票が行われた自民党の総裁選挙について、かつて身内の故・橋本龍太郎元総理が総裁選挙に立候補した経験がある大二郎さんが、当時の心境を語った。
橋本氏「(龍太郎氏が最初に総理になった1996年は)村山政権から引き継ぐような形で兄が総理に選出されたので、総裁選挙で勝ち抜いた形では無かったんですね。で、一番覚えているのは、二度目の時(2001年)に小泉純一郎さんに負けてしまった総裁選挙なんですけど、総裁選挙に身内が出ているというのは、なかなかやきもきもするし、特に自分も知事をしていたので、利害関係といってはいけないけども、兄が総理をしていることで何となくやりやすい面もあればやりにくい面もあって、相当気にはなりましたよね」
野村アナ「大二郎さんがご覧になってて、今の政権というか政治、特に菅さんについてどんな風に思われますか?」
橋本氏「岸田元政調会長が勝利できた要因として、よく人の話を聞いて、それをわかりやすくきちんと説明をしていくということを自分は訴えたし、実践してきたといわれていますが、菅さんに関していえばワクチンの件などで思い切ってリーダーシップを示した面もあったけれども、結局きちんとした説明だとか、人の話を十分聞くことが出来ていないことが、国民の皆さんのフラストレーションになったと思いますので、そこが今度の選挙を通じて結果を見ても随分変わっていくかなぁと思いました」
さらに岸田新総裁についてはこう語った。
橋本氏「岸田さんはどっちかというと、物静かで煮え切らないような感じの方だったじゃないですか。それが、今度の総裁選挙で際立ったのは、最初に、党の役員は1期1年で、上限3年までだと。つまり名前は出さなくても、二階のお父様に退いて貰おうといって、当選3回以下の若手の人たちも、このままじゃ選挙は危ないと、何か党改革をしなきゃと思っていた人たちが、派閥横断でグループを作っていた時に、そのひとつの旗に、キャッチコピーになるような党役員改革ということを訴えて、それが大きな横串になって、じわじわと広がったような感じがありましたよね」
橋本氏は、岸田氏が打ち出した「党役員改革」が総裁選に勝つ大きなきっかけになったとし、岸田氏にはこれまでの旧態依然とした勢力に対抗して、自分で政治を動かしていくところに舵を切る期待感が込められているのでは?と分析した。
一方、秋篠宮家の眞子様と小室圭さんの結婚について橋本氏は、問題になっている小室家の金銭トラブルを把握できていなかった宮内庁の情報収集が甘かったのでは?と指摘した。
橋本氏「週刊誌でうわーっと火が点く前に、それをきちんと調べて、どうですか?と然るべきところに手を打っていくということをやっていけば、ここまではならなかっただろうと。
結果論としてはそうですが、2人とも来月は30歳になる立派な大人なので、ここまで来て、ご結婚とその後の暮らしについては、外からとやかくいってもどうにもならない状況になっていると。だから宮内庁としては、なるべく早く送り出して、この問題にケリをつけたいというお役所的な発想で、明日10月1日に方向性を発表するという話になっているんじゃないかと思いますね」
橋本氏はそう述べたあと、もうひとつ気になる問題として天皇皇后両陛下の長女・愛子様の心情を慮った。
橋本氏「僕もうひとつ気になるのは、今度の問題を近く二十歳になられる愛子様が従姉さんの問題としてどう見てるかなあと。自分自身のことと照らして、『ああ、眞子さん羨ましいなあ、自由になって。好きな人と一緒になって』と思うか。やはり『天皇家としてこういうことは失礼ないい方だけど、したくないな』と思われるのか。どっちか考えてらっしゃると思うし、その母の雅子様がさらにどう思うかと。将来同じようなことを繰り返さないためにも、天皇陛下を含めた親子3人で話をして欲しいな、と思いますね」
と、皇室の将来について率直な想いを語った。
「くにまるジャパン極」は平日朝9~13時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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