3歳男児熱湯虐待死…「社会は本気で子供を守る気があるのか!」大谷昭宏氏憤る〜9月27日「くにまるジャパン極」
大谷昭宏氏「本気でこの社会は子供たちの命を守る気があるのだろうか?」
大阪府摂津市の集合住宅で、交際相手の3歳の男児に熱湯を浴びせ殺害したとして男が逮捕されたニュースを聞いて、9月27日放送の「くにまるジャパン極」(文化放送)でジャーナリストの大谷昭宏氏は、怒りを露わにした。
先月、大阪府摂津市の集合住宅で同居した交際相手の長男3歳に熱湯を浴びせて殺害したとして、23歳の無職の男が逮捕された。摂津市は複数の虐待情報を得ていたものの、生活の実態をつかめておらず、踏み込んだ対応が取れなかった可能性があると指摘されている。
このニュースを受けて、大谷昭宏氏は、やりきれない思いを吐露した。
大谷氏「児童虐待ほど報道していてやりきれないニュースはない。私たちは何の術を持っていないわけではなく、様々な術を持っていながら、またしてもこういう事件を起こしてしまうことに非常にやりきれなさがあると思うんですね。」
さらにこう続ける。
大谷氏「今回の場合、摂津市の市役所に何回もお母さんの知人が“このままでは殺される”と訴えているわけです。役所の担当者は3歳の子供から保護を求めるような対応がなかったと説明しています。あらゆる事件の中で絶対に被害届けが出ないのが児童虐待。3歳の子供が被害届けを出したということは聞いたことがない。それがなかったからわからなかったというのは弁解にもならないです。」
そして、大谷氏は、警察の対応について触れた。
大谷氏「今回の場合は、届けが市役所に届いていながら警察には知らされていなかった。大やけどして子供が搬送された後、医師の側から虐待じゃないかということで初めて警察は状況を認知するという形になってるんですね。今回、警察は傷害致死でなく殺人で逮捕しています。殺人を放置する行政って何なんだ、という警察の並々ならぬ怒りが含まれていると思うんです。」
では、こうした事件をなくすためにどうすれば良いのか?
大谷氏「児童相談所、警察、市役所と一行政ではこの状況は救えない。家庭の中で起こることはお任せくださいという省庁を持たないと必ず網からこぼれ出る子供が出てきてしまうと思うんですね。」
と、家庭に特化した省庁を設置して対策すべきだと大谷氏は訴えた。
「くにまるジャパン極」は平日朝9~13時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。大谷昭宏氏は月曜日にコメンテーターとして登場。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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