45歳定年制に「説得力ない」 上念司氏、新浪氏発言をバッサリ ~9月20日「おはよう寺ちゃん」
9月20日放送の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、番組パーソナリティーの寺島尚正アナウンサーと、月曜コメンテーターの経済評論家、上念司氏が波紋を広げている「45歳定年制発言」について議論を展開した。
「まず新浪さん自身が実践して…」
サントリーホールディングス新浪剛史社長が、経済同友会の夏季セミナーで45歳定年制の導入について言及したことが波紋を呼んでいる。定年延長が議論される中、時代に逆行するような発言だと、反発の声も多い。
新浪氏は9月9日に開かれたオンラインセミナーで「45歳定年制を敷いて会社に頼らない姿勢が必要だ」と持論を述べ、翌日「定年という言葉はまずかった。いろいろな機会で自分の人生を考える仕組みを作るべきだと思う」と釈明した。
加藤勝信官房長官は「高齢者の雇用安定法で、60歳未満の定年禁止が明確に書かれている」と、けん制。日本商工会議所の三村明夫会頭も「あまりにも唐突で中途半端」と切り捨てている。
話を振られた上念氏は「まず新浪さん自身が45歳定年制を実践して、会社に頼らない生き方をしてみたらいいんじゃないですか? 新浪さんはサラリーマンから大企業の社長になって渡り歩いてきた人ですから、なんの説得力もないな、と。(中略)僕は中小企業の社長で創業者で株主ですから、全リスクを背負ってやってるんですよ。そういう生き方をしてみればいいんですよ。僕なんて32歳からそういう生き方してますよ」と語気を荒げた。
「おそらく経営側に回ってるから、いつ首を斬られるかわからないとか思ってるのかもしれないですよね。新浪さん、先輩経営者が怒ってます」と寺島アナは苦笑いして話題を締めた。
「おはよう寺ちゃん」は平日朝5~9時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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