自民党総裁選、過半数取れれば河野氏、決戦投票なら岸田氏…二木啓孝氏が予測〜9月15日「くにまるジャパン極」

自民党総裁選、過半数取れれば河野氏、決戦投票なら岸田氏…二木啓孝氏が予測〜9月15日「くにまるジャパン極」

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自民党総裁選は石破茂元幹事長の出馬断念を受け、立候補表明した岸田文雄前政調会長、河野太郎行政改革担当相、高市早苗前総務相の3人による争いが軸となりそうだ。こうした中、ジャーナリストの​二木啓孝氏は、1回目で河野氏が過半数取れれば河野氏が勝利する、取れなければ決選投票で岸田氏が勝利すると予測した。

そもそも自民党の総裁選は、国会議員票の383票と党員・党友票の383票で新しい総裁が選ばれる。ここで過半数が取れない場合は、1位と2位の決戦投票となる。決選投票となると、党員・党友票の383票は47都道府県ごとの47票に減る。そのため、1回目で決まるか?決選投票までいくか?で二木氏は勝利する人物は変わってくるという。

二木氏「決選投票は、党員・党友票が47票。ほぼ無視しても良いでしょう。国会議員で決まってきます。そこで、1回目でとにかく過半数取りたいのが河野氏です。もし取れなくて、岸田氏と河野氏の決選投票になれば、麻生氏は”決選投票になれば一致団結、俺の指示に従ってくれ”と言っていて、岸田氏に決まるでしょう。」

二木氏は、今回、河野氏が石破氏に支持を要請しているのは1回目で過半数取りたいからだと説明する。

二木氏「石破氏は党員・党友の票をけっこう持ってるんですよ。9月4日に自民党が内部調査した資料によると石破氏がトップ。2位が河野氏、3位が岸田氏。となると、ここで組むことによって党員・党友票を獲得することで1位で過半数を取りたいのです。」

では、石破氏のことが嫌いだと言われている安倍氏・麻生氏はこれをどう思っているのか?

野村アナ「麻生氏・安倍氏は、太郎のやつ、よくも組みやがったな、と思ってるでしょうね」

二木氏「そりゃもう腸煮えくり返っているでしょう。だから、1回目に高市氏に票を入れようという動きがあります。河野氏への国会議員票を減らそうとしているわけです。そして、決選投票で岸田氏。岸田氏になれば、安倍氏・麻生氏のコントロールは利きますよね。」

一方、二階派はどうなのか?

二木氏「二階派は河野氏に入れるでしょう。岸田氏になったら、安倍氏・麻生氏がいていじめられるに決まってる。だったら河野氏に入れたほうが逆風は逃れられる。」

と、二木氏は自民党総裁選について予測をした。二木氏の予測は当たるのか?9月29日の投開票に注目したい。

「くにまるジャパン極」は平日朝9~13時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。二木啓孝氏は毎週水曜日にコメンテーターとして登場。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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