立憲民主党・長妻昭議員「これからは噛み合った議論ができる総理を」~斉藤一美ニュースワイドSAKIDORI!

立憲民主党・長妻昭議員「これからは噛み合った議論ができる総理を」~斉藤一美ニュースワイドSAKIDORI!

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立憲民主党の長妻昭衆議院議員が6日、文化放送「斉藤一美ニュースワイドSAKIDORI!」に生出演。
総選挙は菅総理でない人と戦うことは織り込み済みとした上で、これからは噛み合った議論ができる総理・総裁をと述べた。

立憲民主党の長妻議員は6日、生出演した文化放送の「斉藤一美ニュースワイド
SAKIDORI!」内で、菅総理で衆院選を戦った方が良かったのではと聞かれ、
「前から申し上げているが、総選挙は間違いなく菅総理でない方と戦うという前提で
考えていた。このタイミングは驚いたが、折り込み済みで淡々と準備にかかっている
と述べた。

誰が総理になったら戦いにくいかとの質問には、「選挙戦術というよりも、国にとって
コロナ対策を強い危機感をもって前に進めてくれる方に、当面は総理大臣をやって
いただきたい。菅総理は現状認識が楽観的だったので、コロナ対策で我々の
『最悪の事態を想定する』という前提の議論と嚙み合わなかった」と、これまでの
菅総理のコロナ対策への姿勢を批判した。

一方、各社世論調査で政党支持率が自民党に大きく水をあけられている現状に
ついては、「選挙が近づかないと、なかなか立憲民主党の政策そのものの報道が
ない。選挙が近くなると平等に政策マニフェストが報道される。その時に備えて今
きちっとした政策を作る」と述べるにとどめた。

また、自民党の総裁選に埋没しないような大きな目玉政策を問われた長妻議員は、
「まずはコロナ。 中期と今の喫緊の課題の2つに分ける。今の課題としては、
自治体、都道府県が医療に最終責任をもつという平時の状況を変えるため
緊急立法を提出し、国が最終責任をもつような状況にする。その上で総理がトップの
病床確保本部を官邸に設け、医療圏ごとに下部組織を作り、オールジャパンで
ベッドの確保をする。
中期的には第6波が年末年始にくる可能性が高いと考えているので、最悪の事態を
想定し、変異株の中でも例えばワクチンの効果があまり期待できない変異株が
相当数出てくるということを鑑み、どれだけの重症者が出るのか、どれだけのベッドが
必要になるのか、最悪の数を想定して今から準備に入る。こういったことを訴えていく。
つまり、奇策ではなく、現実を変え、救える命を救う対策を1つ1つ積み上げていく
ことで国民の理解を得られると思う」とした。

具体的には、コロナ患者を診察し赤字になった場合の病院への全額保証を明言。
また、生活が崩壊している人へのベーシックサービスの緊急手当てについては、
生活保護における親族紹介で親戚に知られてしまうことから二の足を踏むことが
ないよう、一時的に親族紹介をやめるなど、最悪の事態にならないための
パッケージの政策を打ち出していくと述べた。

このほか、日本社会の問題では、「過度な自己責任論が進み過ぎていること、
格差に無頓着な政治、そして多様性を認めない社会、この3つが日本の活力を
奪っていると考えている」と述べ、これを反転させるような政策を打ち出していくと
した。

野党が自民党総裁選に埋没しない存在感をアピールできるのか、今後に注目したい。

『斉藤一美ニュースワイドSAKIDORI』は平日午後3時30分~5時50分、文化放送(AM1134KHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。
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